更新日:2026.09.22
出産

子どもは何人まで産めるのだろうと考えたことはないでしょうか。2人目や3人目を検討するとき、体がいつまで対応できるのかは気になるところです。
産める人数に医学的な回数制限はありません。実際に人数を決めているのは、妊娠できる年齢の範囲や1人あたりにかかる期間、健康状態など、いくつもの条件です。
この記事では、生涯の出産回数を左右する医学的な条件、日本の女性が実際に産んでいる人数、希望する人数から逆算した妊活の開始年齢を解説します。何人を目指すかを決める判断材料としてご覧ください。

生涯に産める子どもの人数について、「何人まで」と回数を定めた医学的な基準はありません。ここでは、産める人数に関わる次の3つの条件を取り上げます。
それぞれ説明していきます。
自然妊娠ができるのは、排卵が始まってから閉経するまでの期間です。日本人女性の平均初経年齢は12歳2ヵ月、閉経は50歳前後です。
ただし、月経があれば妊娠できるわけではありません。妊娠する力は閉経よりも前から下がり始めます。卵子は女性が胎児のときに作られ、生まれた後に増えることはないためです。出生時に約200万個あった卵子は、思春期までに30万個程度まで減り、そのうち生涯に排卵されるのは400〜500個にすぎません。
卵子の数や減り方には個人差があります。年齢だけで、その人が妊娠できるかどうかや、あと何人産めるかを判断することはできません。
出産から次の妊娠までにあける期間に、一律の決まりはありません。国際機関や学会が示している推奨は次のとおりです。
WHOの24ヵ月に沿った場合、妊娠期間の約10ヵ月を足して、1人目の出産から2人目の出産までは約2年10ヵ月です。3人目までなら約5年8ヵ月かかります。2人目を考える時期については2人目妊娠はいつからできる?タイミングや上の子の対応など注意点を解説でも解説しています。
帝王切開を何回まで繰り返せるかに、一律の上限はありません。回数が増えるほど合併症の頻度が上がるため、個別に判断されます。
米国で帝王切開を受けた3万132人を対象とした調査では、癒着胎盤の発生率が1回目0.24%、3回目0.57%、4回目2.13%、6回目以上6.74%と上昇しました。子宮摘出にいたる割合も、1回目0.65%から6回目以上8.99%まで増えています。癒着や前置胎盤、大量出血のリスクを踏まえて、そのつど判断されます。
なお、帝王切開の経験がある人が次に経腟分娩を試みる場合の条件は、これとは別の話です。京都大学医学部附属病院は経腟分娩を試みる条件を「帝王切開が1回だけ」としていますが、これは分娩方法を選ぶ基準であり、産める回数の上限ではありません。手術の内容や産後の回復は帝王切開にかかる時間や費用、母体への影響や産後の回復までをご覧ください。
出典:
内閣府男女共同参画局|女性の生理と妊娠等に関する健康について
日本産科婦人科学会|更年期障害
日本生殖医学会|Q23.女性の加齢は流産にどんな影響を与えるのですか?
日本生殖医学会|Q24.加齢に伴う卵子の質の低下はどのような影響があるのですか?
U.S. Centers for Disease Control and Prevention|Report of the Office of Population Affairs’ expert work group meeting on short birth spacing and adverse pregnancy outcomes
American College of Obstetricians and Gynecologists|Interpregnancy Care、PubMed|Maternal morbidity associated with multiple repeat cesarean deliveries(Silver RM et al., Obstet Gynecol. 2006)
京都大学医学部附属病院|既往帝切後妊娠 説明文書

何人産めるかを示す記録として公式に認定されているのは、世界を対象としたものだけです。日本国内で一人の女性が生涯に産んだ人数は、公的な全国統計からは把握できません。
それぞれ説明していきます。
一人の母親が産んだ子どもの数の公式記録は69人です。ギネス世界記録が「最も多く子どもを産んだ母親」として認定しています。
記録の持ち主は18世紀ロシアのフョードル・ヴァシリエフの妻です。27回の出産で、双子を16組、三つ子を7組、四つ子を4組産んだとされています。
ギネス世界記録はこの記録について、統計的には起こりにくい話に見えるものの、同時代の複数の史料が存在すると注記しています。これは現在確認されている記録であり、人間が産める人数の上限を示すものではありません。
一度の出産で生まれた子どもの数の公式記録は9人です。1971年にオーストラリアのジェラルディン・ブロドリックさんが、2021年にマリ出身のハリマ・シッセさんが、それぞれ9人を出産しています。
全員が生き延びたのはシッセさんの例だけです。2021年5月4日にモロッコのカサブランカで、女児5人と男児4人が妊娠30週の帝王切開で生まれました。出生体重は500グラムから1キログラムでした。ブロドリックさんの子どもには、6日以上生きた子はいませんでした。
多胎妊娠は母子ともに負担が大きく、シッセさんの例も30週の早産です。双子を妊娠する確率や多胎のリスクは双子を妊娠する確率はどれくらい?判明時期や妊娠確率を解説で扱っています。
日本人女性が生涯に産んだ人数の最多記録は、今回確認した公的な全国統計からは把握できません。
厚生労働省の人口動態統計は、生まれた子どもが何人目かを「第1子」から「第4子」、そして「第5子以上」という区分で集計しています。第5子より多い人数はひとまとめにされているため、この統計から国内の最多人数を知ることはできません。ギネス世界記録の「最も多く子どもを産んだ母親」にも、日本人の該当はありません。
出典:
Guinness World Records|Most prolific mother ever
Guinness World Records|Most children delivered at a single birth
Guinness World Records|Most children delivered at a single birth to survive
e-Stat 政府統計の総合窓口|人口動態統計 確定数 出生中巻 嫡出出生数,出生順位・母の年齢・父の年齢別

日本で一人の女性が産む子どもの数は、平均すると2人に届きません。ただし次の3つの数値は、対象も意味も異なります。同じ「平均何人産んだか」として並べて読むことはできません。
それぞれ説明していきます。
2025年の合計特殊出生率は1.14で、過去最低です。10年連続の低下となりました。同じ年の出生数は67万1,236人で、こちらも過去最少です。厚生労働省が2026年6月に公表した概数のため、確定数で数値が変わる可能性があります。
これは期間合計特殊出生率と呼ばれる指標で、15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を、その年の分だけ合計したものです。一人の女性がその年の年齢別出生率のまま一生を過ごした場合に産む子どもの数に相当します。
実際に一人の女性が生涯で何人産んだかは、その世代が50歳に達するまで確定しません。今を生きる女性が最終的に何人産めるかを示す数値ではない点に注意が必要です。
出産をほぼ終えた年代の夫婦が実際に持っている子どもの数は1.81人です。国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した第16回出生動向基本調査で、妻45〜49歳の初婚どうしの夫婦の最終的な出生子ども数として示された数値です。
前回の2015年調査では1.86人であり、晩婚化を背景に減少しています。
対象は結婚した夫婦に限られます。未婚の人は含まれていないため、全女性の平均ではありません。合計特殊出生率の1.14より大きくなるのはこのためです。
18歳未満の児童がいる世帯を人数別に見ると、1人が50.1%、2人が38.3%、3人以上が11.5%です。平均児童数は1.63人でした。2025年の国民生活基礎調査による数値です。児童のいる世帯そのものは917万4千世帯で、全世帯の16.7%にとどまります。
これは調査時点で18歳未満の子どもがいる世帯の構成です。成人した子どもは数えられないため、その家庭が生涯に持った子どもの人数や兄弟数の分布とは一致しません。
生まれた子どもが何人目かという集計もあります。2025年に生まれた67万1,236人のうち、第1子は31万9,158人、第2子は24万281人、第3子以上は11万1,797人でした。これは1年間に生まれた子の内訳であり、兄弟が何人の家庭がどれだけあるかを示すものではありません。
出典:
厚生労働省|令和7年(2025)人口動態統計月報年計(概数)の概況
厚生労働省|合計特殊出生率について
国立社会保障・人口問題研究所|第16回出生動向基本調査(結婚)

夫婦が理想とする子どもの数は2人を超えていますが、実際に予定している数はそれを下回ります。希望する人数は、結婚しているかどうかによっても変わります。
それぞれ説明していきます。
夫婦が理想とする子どもの数は平均2.25人です。国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した第16回出生動向基本調査で、初婚どうしの夫婦(妻50歳未満)を対象に集計された数値です。
この数値は調査のたびに少しずつ下がっており、同研究所は漸減していると説明しています。
理想の子ども数が1人以上の夫婦に理由を尋ねた結果では、「子どもがいると生活が楽しく心が豊かになるから」が前回までと変わらず最多でした。
夫婦が実際に予定している子どもの数は平均2.01人です。理想の2.25人と比べると0.24人少なくなっています。
第16回出生動向基本調査による数値で、前回の2015年調査も2.01人と横ばいでした。理想の数が下がり続けているのに対し、予定の数は据え置かれています。
この0.24人の差は、産みたいと考える人数と、実際に産めると見込む人数のずれを表しています。
18歳から34歳の未婚者が希望する子どもの数は、男性1.82人、女性1.79人です。いずれも2人を下回っています。
前回の2015年調査では男性1.91人、女性2.02人でした。男女ともに減っており、なかでも女性は0.23人と下げ幅が大きくなっています。
結婚している夫婦が予定する2.01人と比べても、独身者が希望する人数は少ない水準です。
出典:
国立社会保障・人口問題研究所|第16回出生動向基本調査 結果の概要
国立社会保障・人口問題研究所|第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)

理想の人数を産めない理由として最も多いのは、子育てと教育にかかる費用です。国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査が、予定する子ども数が理想を下回る夫婦に理由を尋ねた結果で、複数回答です。
以下の割合はいずれも、この夫婦を母数とした選択率です。
それぞれ説明していきます。
「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」を選んだ夫婦は52.6%で、理由のなかで最も多く選ばれています。
実際の金額を見ると、文部科学省の令和5年度子どもの学習費調査では、公立に通った場合の学習費の総額は小学校で年間36万6,599円、中学校で年間54万2,450円でした。私立小学校であれば174万1,516円です。この金額が子どもの人数分かかります。
国立社会保障・人口問題研究所は、この選択率が前回調査から減少したとしながらも、依然として最多だと説明しています。
「高年齢で生むのはいやだから」を選んだ夫婦は40.4%で、費用に次いで多い理由です。
この理由は、妻35歳以上の夫婦で多く選ばれています。
第1子を産む年齢が上がるほど、2人目や3人目を考えられる期間は短くなります。WHOの勧告に沿えば1人あたり約2年10ヵ月の間隔が必要なため、35歳で第1子を産んだ場合、3人目を迎えるのは40歳を過ぎる計算です。
「ほしいけれどもできないから」を選んだ夫婦は23.9%です。
この理由も、妻35歳以上の夫婦で多く選ばれています。加齢によって妊娠しにくくなることが背景にあります。
産みたい人数を決めていても、そのとおりに産めるとは限りません。妊娠しない状態が続く場合の原因や治療の選択肢は不妊症とは?不妊の原因と不妊治療の選択肢―種類や費用についてにまとめています。
「これ以上、育児の心理的、肉体的負担に耐えられないから」を選んだ夫婦は23.0%です。
すでにいる子どもの育児で手一杯という状態が、次の子どもをためらわせています。費用や年齢と違い、実際に育ててみてはじめてわかる理由という点が特徴です。
出典:
公益財団法人 生命保険文化センター|子どもは何人ほしいと思っている?
国立社会保障・人口問題研究所|第16回出生動向基本調査 結果の概要
文部科学省|令和5年度子供の学習費調査

希望する人数が多いほど、妊活を早く始めたほうが希望はかないやすくなります。妊娠しやすさは年齢とともに下がるためです。日本生殖医学会によると、1周期あたりに自然妊娠が成立する割合は、21〜24歳を1.00とした場合、37〜39歳では0.60、40〜45歳では0.40まで下がります。年代ごとの妊娠確率は妊娠の確率は何%?年齢による確率の違いと、妊娠確率を上げる方法をご紹介!で確認できます。
海外のシミュレーション研究が、希望する人数別に妊活の開始年齢を試算しています。参考値として紹介します。
【自然妊娠のみの場合】
| 希望する人数 | 確率90% | 確率75% | 確率50% |
|---|---|---|---|
| 1人 | 32歳 | 37歳 | 41歳 |
| 2人 | 27歳 | 34歳 | 38歳 |
| 3人 | 23歳 | 31歳 | 35歳 |
【体外受精も行う場合】
| 希望する人数 | 確率90% | 確率75% | 確率50% |
|---|---|---|---|
| 1人 | 35歳 | 39歳 | 42歳 |
| 2人 | 31歳 | 35歳 | 39歳 |
| 3人 | 28歳 | 33歳 | 36歳 |
この試算には次の前提があります。2015年に公表された研究で、体外受精の成功率は2013年のオランダのデータです。出産から次の妊娠を試みるまでの期間を15ヵ月と仮定しており、WHOが勧告する24ヵ月とは異なります。
研究チーム自身が5〜10年ごとの更新を推奨しており、モデルは年齢以外の情報がない場合にあてはまるとしています。男性の年齢や既往歴、卵巣予備能の検査結果は反映されていません。個別の判断には使えない数値です。
それぞれ説明していきます。
自然妊娠で1人を希望する場合、試算上の開始年齢は32歳です。希望がかなう確率を90%としたときの数値です。
確率が75%でよければ37歳、50%でよければ41歳になります。体外受精も選択肢に入れる場合は、それぞれ35歳、39歳、42歳です。
1人であれば、複数を望む場合と比べて開始年齢に幅があります。ただし40歳を超えると、体外受精を行っても試算上の確率は50%台です。治療の流れやリスクは体外受精とは?リスクや確率、費用や方法・流れについて解説で解説しています。
自然妊娠で2人を希望する場合、試算上の開始年齢は27歳です。1人の場合より5年早い数値になります。
体外受精も行う場合は31歳です。確率75%まで下げれば、自然妊娠で34歳、体外受精ありで35歳になります。
日本で第1子を産む母親の平均年齢は31.0歳です。平均的なタイミングで第1子を産んだ場合、この試算で2人を確率90%とする開始年齢は、すでに過ぎている計算になります。
自然妊娠で3人を希望する場合、試算上の開始年齢は23歳です。体外受精も行う場合でも28歳になります。
確率を75%まで下げても、自然妊娠で31歳、体外受精ありで33歳です。
日本生殖医学会は、妊娠・分娩に最適な年齢を20代前半から30代前半としています。始めるにあたって準備しておきたいことは妊活とは?女性も男性もしておきたいことにまとめています。
出典:
Human Reproduction|Realizing a desired family size: when should couples start?(Habbema JDF et al., 2015;30(9):2215-21)
日本生殖医学会|Q21.女性の妊娠・分娩に最適な年齢はいくつくらいですか?
日本生殖医学会|Q22.女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか?
厚生労働省|令和7年(2025)人口動態統計月報年計(概数)の概況

2人目、3人目と人数を重ねるほど、出産時の年齢は上がります。日本で第1子を産む母親の平均年齢は31.0歳です。WHOの勧告に沿って約2年10ヵ月の間隔を取ると、3人目は高年齢での出産になります。日本産婦人科医会は、35歳以上ではじめて妊娠・出産することを高年初産と呼び、注意が必要としています。年齢とともに高まるのは次の3つです。
それぞれ説明していきます。
高年齢での妊娠では、妊娠高血圧腎症や前置胎盤が増えます。
国立成育医療研究センターが日本の36万5,417件の妊娠を分析した研究では、45歳以上の妊婦は30〜34歳と比べて、妊娠高血圧腎症が1.90倍、前置胎盤が2.19倍、帝王切開分娩が1.71倍でした。この研究の対象は単胎妊娠で、明らかな胎児形態異常がある例は除かれています。
早産は1.22倍、低出生体重児は1.18倍でした。死産と胎児死亡については、この分析では統計上の有意な上昇が見られていません。ただしこれは上記の条件を満たす妊娠についての結果であり、すべての高年妊娠にあてはめられるものではありません。年齢ごとの注意点は高齢出産とは?高齢の初産・経産婦によるリスク・注意点についてにまとめています。
流産の頻度は1回の妊娠あたり平均約15%で、年齢とともに上がります。日本生殖医学会が示している数値です。
体外受精のデータでは年齢による差がはっきり表れます。日本産科婦人科学会の2023年の集計では、総妊娠あたりの流産率は30歳で18.1%、35歳で22.0%、40歳で35.6%、45歳で55.2%でした。不妊治療を受けた人の数値であり、自然妊娠を含む全体の数値ではありません。
日本生殖医学会によると、散発的に起こる流産の70〜80%は胎児の染色体異常によるものです。加齢によって卵子の染色体分配にエラーが生じやすくなることが、流産が増える背景にあります。流産の種類や症状は流産・切迫流産とは?流産の種類、原因や症状・行われる医療介入までをご覧ください。
ダウン症をはじめとする、染色体が3本ある疾患の発生率は年齢とともに上がります。出生前検査認証制度等運営委員会が公表している出産時年齢別のダウン症の発生率は、20歳で1441分の1、30歳で959分の1、35歳で338分の1、40歳で84分の1、45歳で30分の1です。年齢と関連するのはこうした一部の染色体疾患であり、生まれつきの病気の多くは年齢との関係がないとされています。
同委員会は、この数値をどう受け取るかは人によって異なると説明しています。35歳の338分の1は「338人に1人」とも「338人のうち337人は該当しない」とも表現できます。
調べる方法のひとつがNIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)です。妊婦の血液から21トリソミー・18トリソミー・13トリソミーの可能性を調べる、任意のスクリーニング検査で、確定診断ではありません。陽性の場合は羊水検査などの確定的検査で確認する必要があり、0.3〜0.4%の割合で判定保留も生じます。受けるかどうかは年齢だけで決めるものではなく、遺伝カウンセリングを利用しながら本人とご家族で検討する選択肢です。検査でわかる疾患は染色体異常の種類一覧|症状・頻度・NIPTでの検出可否を解説、判断材料は新型出生前診断のメリット・デメリット5選で解説しています。
検査についてのご相談はNIPT(新型出生前診断)からご確認ください。
出典:
厚生労働省|令和7年(2025)人口動態統計月報年計(概数)の概況
日本産婦人科医会|「高年初産」について教えてください。
国立成育医療研究センター|日本における超高齢妊婦の妊娠予後を検証
日本生殖医学会|Q23.女性の加齢は流産にどんな影響を与えるのですか?、日本産科婦人科学会|2023年 体外受精・胚移植等の臨床実施成績
出生前検査認証制度等運営委員会|お腹の赤ちゃんが病気になる理由
産める人数に、一律の医学的な上限はありません。実際の人数は、年齢や健康状態、妊娠が成立するまでの期間、出産間隔、既往歴、パートナー側の要因、生殖補助医療を使うかどうかによって、個人差によって大きく変わります。
目安の計算はできます。WHOの勧告に沿って出産後に24ヵ月あける場合、妊娠期間を含めて出産から次の出産までは約2年10ヵ月です。平均である31.0歳で第1子を産むと、3人目は36歳を過ぎる計算になります。
ただしこれは、妊娠がそのつど予定どおり成立した場合の数字です。海外のシミュレーション研究では、3人を確率90%で実現する妊活の開始年齢を自然妊娠で23歳と試算しています。計算上の最短と、確率を織り込んだ開始年齢には大きな開きがあります。
年齢が上がってからの妊娠になる場合は、妊娠高血圧腎症などの合併症や、一部の染色体疾患の頻度が上がります。何人を目指すかは、こうした条件を主治医と確認しながら決めてください。
※本記事は2026年8月時点の情報です。統計は毎年更新されるため、最新の数値は各公表元でご確認ください。
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