2022.03.18
出生前診断
「母親学級や両親学級という言葉はよく聞くけど、具体的な内容がわからない」
「母親学級や両親学級に参加したいけど、参加できるの?参加しない人もいるの?」
そんな疑問やお悩みを抱えている方もいるでしょう。
妊娠・出産・育児について正しい知識を学ぶのに役立つのが母親学級(両親学級)です。
この記事では、母親学級(両親学級)で学べる内容、参加するメリットや参加方法について解説します。母親学級(両親学級)では、安心して出産を迎えられるようにサポートしてくれますので、一読してみて、参加したいと思ったら、ぜひ参加してみてください。
なお、出産前に不安を感じている方は、出生前診断を検討することもおすすめします。以下の記事では、出生前診断について紹介していますので、あわせて読んでみてください。
母親学級とは、医師や助産師さんから、妊婦さんに必要な妊娠・出産・育児に関する知識や情報を学んだり、沐浴や赤ちゃんの抱っこなどの体験ができたりする場のことです。母親学級に参加することで、他のママさんと一緒に、出産前の不安を解消して、落ち着いて出産に臨みやすくなるでしょう。
今までは、妊娠や出産のことを学ぶのは妊婦さんを対象にした母親学級のみでしたが、最近では両親学級も増えてきています。
近年、夫婦で育児に取り組むことの大切さが広まり、妊娠中の身体の変化を男性にも知ってもらうために、さまざまな体験ができるようになっています。
例えば、重りのついたエプロンを装着する「妊婦体験」やパパが行う機会の多い「沐浴のデモンストレーション」をママと一緒に体験できます。
両親学級の内容は施設によってもさまざまで、妊娠期の心身の変化に関する内容は女性のみを対象とした母親学級としている施設が多いようです。
育児に関することは両親学級としているところもあれば、すべての内容について夫婦での参加を促すために両親学級としているところもあります。
母親学級や両親学級の具体的な内容について紹介します。
それぞれ、紹介していきます。
母親学級(両親学級)では、妊娠中の過ごし方や赤ちゃんのお世話の仕方などを学びます。例えば、下記の内容が挙げられます。
母親学級(両親学級)は施設によって、妊娠や出産、育児について網羅しているもの、妊娠中やお産のポイントについて必要な説明に絞って行っているものなどさまざまです。
医療機関が主催する母親学級では、病棟見学ができることもあります。
母親学級(両親学級)は自治体や医療機関が開催しています。
自治体が主催する母親学級(両親学級)を担当するのは、主に助産師・保健師などの医療職で、扱う内容やテーマに沿った専門家が担当します。
医療機関が主催する母親学級(両親学級)では医師や歯科医師が担当することもあります。
基本的には初めてお産するママが参加できます。
施設によって異なりますが、参加する時期は妊娠20週以降が多く、遅くとも32週目~36週目ごろまでの参加が多いです。
施設によっては、ママとパパが一緒に参加できることもあります。両親学級だと、パパも参加ができることが多いです。パパも参加する場合は土日のみで、平日はママのみのこともあります。
参加対象や時期は、施設によって異なりますので確認してみてください。
自治体の施設での参加であれば無料であることが多いですが、医療機関では有料のこともあります。住んでいる地域の自治体や出産予定の医療機関で確認してみましょう。
最近では、オンラインで開催しているものもあります。オンラインだと無料であることが多く、多くの人が参加できたり、赤ちゃんのお世話をしているシーンを間近で見ることができたりするメリットもあります。
「母親学級(両親学級)に興味はあるけど、初めてで不安」「知らない人ばかりの場に行きたくない」という方もいるかもしれません。
母親学級(両親学級)に参加するとメリットもありますので、紹介していきます。
一つずつ解説します。
インターネットの普及により、妊娠や出産、育児に関するさまざまな情報が手軽に得られるようになりました。その一方で、中には誤った情報が掲載されていることもあり、混乱してしまうことも少なくありません。
母親学級(両親学級)は医療の専門家によって行われるので、正しい知識や情報を知ることができます。
母親学級(両親学級)は、妊娠中に知っておくと役立つ内容がプログラムされています。
妊娠や出産、育児について知っておいた方がいい内容について事前に把握することで、不安や疑問を解消し、出産に向けて準備できます。
母親学級(両親学級)は、自分の子どもと同世代のママや夫婦と顔見知りになれるいい機会です。母親学級(両親学級)で積極的に会話をすれば、友人を作るきっかけになるでしょう。
最近では、新たな制度として産後パパ育休もスタートしていますが、まだまだパパよりもママの方が子育てをする機会が多く、パパの意識づけが難しいこともあります。
両親学級に夫婦で参加すれば、パパが赤ちゃんのお世話体験をしたり、妊婦体験をしたりでき、子育てや出産の理解を深めることができます。
両親学級は土日に開催していることも多いので、パパも一緒に参加してみてください。
母親学級(両親学級)はテーマに沿って、医師・助産師・栄養士・歯科医師など専門家によって行われます。
時間内には質疑応答をすることはもちろん、テーマに沿った実習で直接指導を受ける貴重な機会もあります。
妊娠や出産、育児において質問や疑問点がある場合は、直接聞いてみるとよいでしょう。
母親学級(両親学級)への参加は、基本的には必須ではありません。出産予定の医療機関によっては参加必須のところもあるので、事前に確認しましょう。
母親学級(両親学級)では体への負担がかかることは行いませんが、妊娠中は急に体調の変化が起こる可能性もあります。
無理をせずに、体調が良いときに、母親学級(両親学級)に参加してください。母親学級(両親学級)への参加が難しい場合は、YouTubeに動画がアップロードされていることもありますので、見てみましょう。
母親学級(両親学級)に参加したいと思ったら、どうすればいいのでしょうか?
下記の順に参加準備を進めていきましょう。
上から順に紹介していきます。
まずは、自分が参加できる母親学級を調べましょう。自治体が開催している場合は、自分が住んでいるエリアに限定されています。「○○市 母親学級」などで検索してみると対象施設が出てくるでしょう。
出産予定の医療機関でも実施している場合があるので、医療機関に確認してみてください。HPにも記載されています。
学べる内容や参加対象者を確認しましょう。
沐浴や赤ちゃん抱っこの体験をしたい場合、新型コロナウイルス感染防止のため、実施していない施設もあるので注意してください。
パパが参加したい場合、母親学級では参加できないこともあるので、両親学級があるか確認しましょう。
日程は指定されているので、参加ができる日を確認しましょう。施設によっては、出産予定月ごとに参加できる候補日が決まっていることもあります。
また、パパの参加は土日のみなど限定されている施設もあるので、パパと日程調整をしてください。
各施設の予約方法を確認しましょう。
最近では、オンライン予約ができる施設もありますが、電話で予約をする施設もあります。
定員が決まっていることが多いため、先着順の場合は早めに予約をしましょう。抽選の場合もありますので、ご注意ください。
参加する施設によって異なりますが、母子健康手帳や筆記用具は必須です。
例えば、下記が挙げられます。
体験する内容がある場合は、動きやすい服装(トレパン・パンツ)で参加してください。
施設によって持ち物も異なりますので、確認しましょう。
母親学級(両親学級)は、出産がはじめての妊婦さんにとって役立つものばかりです。
母親学級(両親学級)に参加すると、パパに父親としての意識づけができたり、友人を作ったりすることもできます。
安心して出産を迎えられるように、体調と相談しながら、ぜひ母親学級(両親学級)に参加してみてください。
参考:
港区ホームページ/母親学級
川崎市多摩区 両親学級
文京区 母親学級
母親学級のご案内
また、安定期の過ごし方やのポイントや気を付けた方がよいことについて、下記記事で解説していますので、あわせてお読みください。
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