2021.05.19

用語集

ウォルフ・ヒルシュホーン症候群

ウォルフ・ヒルシュホーン症候群とは

ウォルフ・ヒルシュホーン症候群は、4番染色体短腕(4p16.3領域)に位置する遺伝子が欠失することで引き起こされる疾患で4p欠失症候群とも呼ばれます。

国の指定難病に認められており、特徴的な顔貌や成長・発達の遅れが生じる症候群です、発症確率は50,000人に1人程度と推定されています。

発症の原因の多くは、遺伝的なものではなく、過半数は突然変異による単純な欠失になります。

しかし、一部では両親の病気が素因していることもあり、この場合は一定の確率で子どもに発症することも想定されます。

先天性心疾患や難治性てんかんなど、4p欠失症候群に起こりうる症状や合併症の内容に応じて治療を行っていきます。

さらに発達障害が生じる場合もあり、定期的な療育的支援に加え、各施設への通園、それぞれの特性に応じた薬物治療なども選択肢に含めて進めていくことが重要です。

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DNA先端医療株式会社
2018年より遺伝子・ゲノム解析関連への広い視野と国際的情報収集及び先進的情報解析能力を駆使したサービスを提供。中でも新型出生前診断(NIPT)に注力。

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