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子育てのコツ

赤ちゃんの腰据わりはいつから?早いのは問題?知っておきたい注意点も解説

赤ちゃんが支えなしで自分だけで座れる状態を、「腰据わり」「腰が据わった」と呼びます。

「赤ちゃんの腰据わりはいつからなの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。

中には、「赤ちゃんがなかなか腰据わりしなくて不安……」と思っている人もいるかもしれません。

この記事では、赤ちゃんの腰据わりの時期について解説していきます。また、腰据わりの注意点についても解説していきます。

腰据わりについて知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

なお、現在妊娠していて、お腹にいる赤ちゃんに先天的な疾患がないか不安に思っている人は、出生前診断を受けてみるのも選択肢の一つです。

出生前診断については、「出生前診断にはどんな種類があるの?」でチェックできます。

赤ちゃんの腰据わりはいつから?

赤ちゃんの腰据わりの時期は、「生後8~9か月頃が一般的(86.3%)」と言われています。

赤ちゃんが腰据わりが終わる前には、以下の状態になるとされています。

  • 寝返りをうつ
  • 首が据わる
  • 寝ている状態から両手を床につけて起き上がろうとする
  • 床に対して背筋を伸ばす
  • ずりばい(ハイハイの前段階で、お腹を床につけたまま移動すること)ができる

ただし、腰が据っていても、まだ、お座りに慣れていないため、ママやパパが見守ったり、支えたりしてあげましょう。

腰据わりが終わって、筋力やバランス感覚が発達して、お座りが上手になると、床に手をついたまま5分ほど座れるようになります。

しばらくしたら、床に手をつかなくても座れるようになるでしょう。その後、両手を使っておもちゃで遊べるようになったり、お座りしたまま振り返ったりできるようになります。

なお、厚生労働省が10年ごとにおこなっている「平成22年 乳幼児身体発育調査」によると、床に手をつかずに1分以上座っていられる赤ちゃんの割合は、以下のとおりです。

床に手をつかずに座っていられる赤ちゃんの割合
生後4-5か月 0.5%
生後5-6か月 7.7%
生後6-7か月 33.6%
生後7-8か月 68.1%
生後8-9か月 86.3%
生後9-10か月 96.1%
生後10-11か月 97.5%
生後11-12か月 98.1%
生後1年0か月-1年1か月 99.6%

早い赤ちゃんと遅い赤ちゃんでは、数か月の開きがあることがわかるでしょう。このため、腰据わりには大きな個人差があるといえます。

なお、出産時の体重が軽かった赤ちゃんや出産予定日よりも早く生まれた赤ちゃんは、腰据わりの時期が遅くなる傾向があります。

ただし、腰据わりの時期が遅くても、体に異常がなければ、ハイハイやつかまり立ちなどはできるようになっていくため、安心してください。

赤ちゃんの腰据わりが終わっているかどうかの確認方法

「赤ちゃんの腰据わりが終わって確認するためには、どうしたらいい?」という人もいるでしょう。

赤ちゃんやお座りをしていても、腰据わりが終わっているとは限りません。「お座りができているから、腰据わりも終わっているだろう」と思って、ベビーチェアーやベビーソファーに赤ちゃんを座らせると、赤ちゃんの体に負担をかける恐れがあります。

そのため、赤ちゃんの腰据わりが終わっているかを確認するのがおすすめです。

赤ちゃんの腰据わりが終わっているかの確認方法は、以下のとおりです。赤ちゃんを布団やベビーマットなどの柔らかい場所に座らせて、手を放してみましょう。

以下の点を確認すれば、腰据わりが終わっているか判断できます。

  • 座った状態で背筋が伸びている
  • 両手を床につけなくても座った状態を維持できる
  • 座った状態で振り向ける
  • 座った状態で両手を使って遊べる

赤ちゃんの成長速度には個人差があるので焦らずに見守りましょう。

赤ちゃんの腰据わりが早いのは問題?

赤ちゃんの腰据わりが早いのは問題があるのでしょうか?

成長速度には個人差があるため、腰据わりが早くても大きな問題はないでしょう。

しかし、早い時期から長時間座らせておくと、ずりばいをしなくなる恐れもあります。

腰据わりが早く終わったからといって、赤ちゃんを長時間座りっぱなしにせずに、自分の意思で動ける環境にしておくことが発育のためには大切です。

なお、腰据わりや首据わりが終わっていないのにお座りだけ早い場合は、赤ちゃんの体に負担がかかるため、長時間のお座りは避けて横にしてあげることをおすすめします。

赤ちゃんの腰据わりが遅いのは問題?

先ほどお伝えしたように、「生後8~9か月頃が一般的(86.3%)」には、多くの赤ちゃんがお座りをできています。生後10か月にはほとんどの赤ちゃんが手をつかずにお座りができています。

床に手をつかずに座っていられる赤ちゃんの割合
生後4-5か月 0.5%
生後5-6か月 7.7%
生後6-7か月 33.6%
生後7-8か月 68.1%
生後8-9か月 86.3%
生後9-10か月 96.1%
生後10-11か月 97.5%
生後11-12か月 98.1%
生後1年0か月-1年1か月 99.6%

もしも、生後10か月を過ぎてもお座りができない場合は、医師に相談してもいいかもしれません。

もしかしたら、筋肉や脳の病気の恐れがあるからです。

赤ちゃんのお座りの練習は必要?

「赤ちゃんにお座りをする練習は必要なの?」と思っている人もいるでしょう。

お座りの練習をした方が筋肉が鍛えられて、お座りがしやすくなります。ただし、早い時期のお座りの練習は赤ちゃんに負担をかけるため、成長速度を考えておこないましょう。

簡単にできるお座りの練習方法は、次のとおりです。

  • 大人の足の間に座らせる
  • 寝返りやずりばいをさせる
  • おもちゃを赤ちゃんから少し離れ場所に置く

それぞれ解説していきます。

大人の足の間に座らせる

道具も使わないため、簡単にできる練習方法です。

  • 大人が赤ちゃんを両足の間に座らせる
  • 赤ちゃんの腰を大人がひざで挟んで安定させる
  • 姿勢が安定したらひざを緩めて一人で座らせる

赤ちゃんは、自分の頭の重さでバランスをうまく取れないため、安全には気をつけましょう。赤ちゃんが倒れてもケガをしないように、布団やベビーマットの上で練習してもよいでしょう。

寝返りやずりばいをさせる

寝返りやずりばいを繰り返すことで赤ちゃんは背中の筋肉を発達させるため、お座りがしやすくなります。

無理に寝返りをさせる必要はありませんが、赤ちゃんが寝返りがしやすいように、ベッドの上を片づけておくとよいでしょう。

また、赤ちゃんがずりばいをしやすいように、床は掃除をしておくことをおすすめします。

おもちゃを赤ちゃんから少し離れ場所に置く

赤ちゃんが興味を持っているおもちゃを置いておくと、寝たままでは触りにくいため起き上がろうとします。

最初のうちは、赤ちゃんが起き上がる際に手伝ってあげるとよいでしょう。

赤ちゃんの腰据わりやお座りの練習の注意点

「赤ちゃんの腰据わりやお座りの練習に関して、何か注意点はある?」と疑問に思っている人もいるでしょう。

赤ちゃんの腰据わりやお座りの練習に関して、知っておきたい注意点は、次の5点です。

  • 腰据わりには個人差があると理解する
  • 目を離さないようにする
  • ケガに注意する
  • 誤飲に注意する
  • 休憩を取りながらおこなう

それぞれ解説していきます。

腰据わりには個人差があると理解する

上でもお伝えしているように、腰据わりの時期には個人差があります。

そのため、「生後6か月だから腰据わりしているはず」と思うのは、リスクがあるでしょう。

成長速度を気にせずに、お座りの練習をすると、赤ちゃんの腰に負担をかける恐れがあります。また、腰据わりが済んでいない状態で無理にベビーソファーやベビーチェアに座らせると、背中の筋肉に負担がかかって、赤ちゃんが痛い思いをする可能性も考えられます。

「ベビーソファーやベビーチェアに座っているときは、おとなしいから大丈夫」と考えるのは危ないかもしれません。なぜなら、赤ちゃんが無理な姿勢を強いられて、余裕がないだけかもしれないからです。

また、無理にベビーソファーやベビーチェアに座らせ続けて運動をさせないと、赤ちゃんがバランス感覚を身につけるのが遅くなる恐れもあります。

先ほどお伝えした腰据わりの確認方法で、腰据わりが終わっているかチェックしてから練習するようにしましょう。

目を離さないようにする

お座りの練習中に、赤ちゃんがバランスを崩して倒れることがあります。

赤ちゃんはまだ受け身を取れません。そのため、赤ちゃんが倒れそうになっても、すぐに支えてあげられるように目を離さないようにしましょう。

「お座りの練習だから大丈夫」と油断せずに、しっかりと見守ってあげましょう。

お座りの際のケガに注意する

腰据わりが終わり、お座りをするようになったらケガに注意しましょう。お座りをしていると思っても、バランスを崩して倒れてしまうことがあります。

赤ちゃんは手をつけないこともあるため、頭や顔から倒れてしまうことがあります。倒れても大丈夫なようにベビーマットを敷いておきましょう。また、赤ちゃんが乗り越えられないようにベットの柵を高くしておきましょう。

また、お座りの際に赤ちゃんがつかまって倒れないように大きな家具や電化製品は移動させておくと安全です。

また、机の角にクッションテープを貼っておくと、赤ちゃんがぶつかっても影を防止できます。

お座りの際の誤飲に注意する

お座りができるようになると、赤ちゃんも自分の手が使えるようになります。

ボタン電池や指輪など、赤ちゃんが誤飲してしまいそうな小物は、赤ちゃんの手が届かない場所においておきましょう。

他にも、刃物や薬など、赤ちゃんが触ると危険な物も遠ざけておきましょう。

休憩を取りながらおこなう

大人なら何時間も続けられるお座りも、筋肉や神経がまだ発達していない赤ちゃんにとっては大変な動作です。

そのため、休憩を取りながらおこなうのがおすすめです。休憩や練習は赤ちゃんの様子を見ながらおこないましょう。

また、赤ちゃんが嫌がっているときは、、練習を無理に続けるのはやめましょう。最初は数分など短時間からはじめるのがおすすめです。

「早くお座りできるようにしたい」と張り切り過ぎると、赤ちゃんの体に負担をかけるため、注意が必要です。

赤ちゃんの腰据わりはいつからか覚えておきましょう

赤ちゃんの腰据わりの時期は「生後8~9か月頃が一般的(86.3%)」と言われています。

ただし、生後6か月で腰据わりが終わる子もいれば、生後1年で腰据わりが終わる子もいます。

腰据わりには個人差があると覚えておきましょう。腰据わりの時期が早かったり遅かったりしてもその後の成長には悪影響はないとされているため、安心してください。

次の点を確認すれば、腰据わりが終わっているか判断できます。

  • 座った状態で背筋が伸びている
  • 両手を床につけなくても座った状態を維持できる
  • 座った状態で振り向ける
  • 座った状態で両手を使って遊べる

なお、赤ちゃんの腰据わりやお座りの練習に関して、知っておきたい注意点は、次の5点です。

  • 腰据わりには個人差があると理解する
  • 目を離さないようにする
  • ケガに注意する
  • 誤飲に注意する
  • 休憩を取りながらおこなう

焦らずに、温かい気持ちでお座りができるようになるのを待ちましょう。

ただし、生後10か月を過ぎても、手を使わずに1分間座れないようなら、筋肉や脳の病気の恐れもあります。そのため、一度医師に診断してもらうことをおすすめします。

なお、DNA先端医療株式会社では、妊婦さんの血液から赤ちゃんの先天的な疾患がわかる新型出生前診断(NIPT)の予約を受け付けています。

従来の出生前診断のような年齢制限がなく、妊娠10週目以降の妊婦さんなら誰でも検査を受けられるのも魅力です。

興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

腰据わりがいつから終わるのかを覚えておき、赤ちゃんの成長を温かく見守ってあげましょう。