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子育てイベント

子供の血液型の調べ方とは? いつどこで検査する?血液型の組み合わせも紹介

「子供の血液型はいつどこでわかるの?」
「子供の血液型の検査方法って?」
という疑問をお持ちのあなたへ。

子供が生まれると「うちの子の血液型は何型かな?」と気になる人は多いもの。

「血液型占いで性格や相性を調べたいから」「いざというときに血液型がわからないと困りそうだから」など、子供の血液型を知りたい理由は人によっていろいろあるでしょう。

この記事では、子供の血液型について

  • いつわかるのか
  • どこで調べられるのか
  • 検査費用はいくらか

など、詳しく紹介します。

両親の血液型の組み合わせによって、何型の子供が生まれる可能性があるのか確認できる一覧表も記載しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

子供の血液型はいつわかる?

子供の血液型がわかるのは、早くても1歳以降というケースがほとんどです。

「子供が生まれればすぐに血液型がわかる」と思っている人は少なくありませんが、近年では新生児の血液型検査を行わない産院が増えているため、出産後すぐに子供の血液型がわかるとは限りません。

なぜ新生児の血液型検査を行わない産院が増えているのかというと、生まれたばかりの赤ちゃんは血液型の検査結果が不安定になる要素が多く、信憑性に欠けるからです。

赤ちゃんの血液型の検査結果が不安定になる要素としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 血液型検査に必要なA抗原やB抗原が弱い
  • 母親から移行した抗体が反応してしまうことがある
  • 自分自身の抗体が十分にできていない

自分自身の抗体が産生される1歳頃になれば血液型検査を実施できるケースもありますが、A抗原とB抗原が成人と同じぐらいの強さになるのは2歳頃から4歳頃と個人差があるため、より正確に調べたい場合は小学生以降に検査を受けるのがおすすめです。

血液型検査の詳しい内容については、このあとの「血液型の検査方法とは?」で紹介しているので、あわせてご覧ください。

子供の血液型を調べる方法

ここからは、子供の血液型を調べる方法について、下記の3つに分けて紹介していきます。

  • 血液型の検査方法とは?
  • 子供の血液型検査はどこでできる?
  • 血液型の検査費用はいくら?

では、それぞれ順番に見ていきましょう。

血液型の検査方法とは?

A型、B型、AB型、O型の4つに分類される「ABO血液型」の検査では、3〜5ccの血液を注射器で採取し、赤血球側と血清側の両方を調べ、それぞれの結果を照合して判定を行います。

赤血球膜上のA抗原、B抗原の有無を調べる検査を「オモテ検査」と言い、A抗原のみ検出されるとA型、B抗原のみ検出されるとB型、A抗原とB抗原の両方が検出されるとAB型、どちらも検出されなければO型に分類されます。

また、血清中の抗A抗体、抗B抗体の有無を調べる検査を「ウラ検査」と言い、A型の血清からは抗B抗体、B型の血清からは抗A抗体、O型の血清からは抗A抗体と抗B抗体が検出され、AB型の血清からはどちらも検出されません。

オモテ検査とウラ検査の両方の結果が一致して初めて、正確な血液型が判明します。

しかし、生まれて間もない赤ちゃんの場合は、抗体がまだ作られていないうえに母親から移行した抗体が反応してしまうケースもあるため、ウラ検査は行わずにオモテ検査のみ行うのが一般的です。

ただ、新生児はオモテ検査に必要な赤血球膜上のA抗原とB抗原も成人の3分の1程度と弱いため検査結果の信憑性が低く、実際とは異なる血液型と判定されてしまうケースも珍しくありません。

より正確な血液型を知りたい場合は、あまり焦らず、子供がある程度成長してから検査を受けることをおすすめします。

子供の血液型検査はどこでできる?

子供の血液型検査は、小児科や内科、アレルギー科など、血液検査を行っている医療機関で受けられることが多いです。

ただし、医学的には血液型を事前に知っておくメリットはあまりないので、「治療目的でなければ検査しない」「何かの検査のついでなら可能だが、血液型検査のみでは採血しない」という医療機関も少なくありません。

そのため、子供の血液型検査を受けに行く場合は、事前に医療機関に問い合わせて、検査が可能か確認しておきましょう。

血液型の検査費用はいくら?

血液型の検査にかかる費用は医療機関によって異なりますが、一般的に2,000円から5,000円前後で受けられるケースが多いです。

治療目的でない血液型検査は健康保険の適用外のため、基本的には全額自費となります。

血液型検査に費用をかけたくない場合は、子供が16歳以上になってから献血をすれば、無料で血液型を調べることも可能です。

血液型の組み合わせ一覧

子供の血液型は、両親の血液型によってある程度決まります。親から子へ受け継がれる遺伝子はA、B、Oの3種類のいずれかです。

父と母から1つずつ遺伝子を受け継ぐため、遺伝子型はAA、AO、BB、BO、AB、OOの6パターンとなり、AAとAOがA型、BBとBOがB型、ABがAB型、OOがO型に分類されます。

「自分の子供の血液型は何型になる可能性があるのかな」と気になっている人は、ぜひ下記の「血液型の組み合わせ一覧表」でチェックしてみましょう。

【血液型の組み合わせ一覧表】

父母の血液型 A
(AA・AO)
B
(BB・BO)
AB
(AB)
O
(OO)
A
(AA・AO)
A・O A・B・AB・O A・B・AB A・O
B
(BB・BO)
A・B・AB・O B・O A・B・AB B・O
AB
(AB)
A・B・AB A・B・AB A・B・AB A・B
O
(OO)
A・O B・O A・B O

一般的には上記の表のような組み合わせになるものの、ごくまれに例外があるということは頭に入れておいてください。

レアケース「シスAB型」とは?

ごくまれに、AB型の親からO型の子供が生まれたり、O型の親からAB型の子供が生まれたりすることがあります。

血液型の組み合わせ一覧表を見るとわかるように、通常はAB型の親からO型の子供が生まれることや、O型の親からAB型の子供が生まれることはありません。

しかし、両親のどちらかが、1つの染色体にAとB両方の遺伝子が乗る特殊な「シスAB型」の場合は、AB型の親からO型の子供が生まれたり、O型の親からAB型の子供が生まれたりするケースがあるのです。

子供の血液型に関するよくある質問

ここからは、子供の血液型に関する下記のような、よくある質問に答えていきます。

  • 緊急時に備えて子供の血液型を知らないと困る?
  • 幼稚園への提出書類に血液型の記入欄があるときは?
  • 子供の血液型は検査キットなどでも調べられる?
  • 子供のときに調べた血液型が変わることもある?

それぞれの回答をチェックし、疑問の解決に役立ててください。

緊急時に備えて子供の血液型を知らないと困る?

「事故などで急に輸血が必要になったときに、子供の血液型がわからないと困るかもしれない」と考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、実際は輸血の前には必ず血液検査が行われるため、本人や保護者が血液型を知らなくてもまったく問題ありません。

もしも本人や保護者の申告した血液型が間違っていた場合、申告を鵜呑みにしてそのまま輸血が行われてしまったら、命にかかわる副作用が起こることもあります。

そのため、本人や保護者が申告した血液型は、あくまでも参考程度。きちんと病院で血液検査を行ってから輸血されるため、事前に血液型を調べておく必要はないのです。

幼稚園への提出書類に血液型の記入欄があるときは?

幼稚園や保育園に入園する際、提出書類に血液型を記入する欄がある場合があります。

ただ、日常生活において血液型の必要性は高くないため、子供の血液型がわからない場合は「空欄」もしくは「不明」と書いて提出しても問題ないケースがほとんどです。

もし不安な場合は、入園予定の幼稚園や保育園に一度問い合わせてみるとよいでしょう。

子供の血液型は検査キットなどでも調べられる?

医療機関で行う血液型検査のほか、自宅用の検査キットを使って血液型を調べる方法もあり、20歳未満は親権者の同意があれば検査できます。

ヒメナのABO式血液型遺伝子検査」は、採血した血液中の抗原や抗体を調べる従来の検査とは異なり、専用の綿棒で口の中を擦るだけで血液型が調べられる手軽な検査キット。

費用は15,400円と高めですが、自宅にいながら検査でき、採血時の痛みもないため「子供の血液型を検査したいけど、痛い思いはさせたくない」という人にはピッタリです。

子供のときに調べた血液型が変わることもある?

基本的には血液型そのものが途中で変わることはないため、出生時に調べた血液型の検査結果が不確かだった可能性が考えられます。

「血液型の検査方法とは?」でもお伝えした通り、新生児は抗体が作られていないうえに母親から移行した抗体が反応してしまうことがあるため、通常セットで行うはずのウラ検査は行わずにオモテ検査のみ行います。

さらに、新生児はオモテ検査で調べるA抗原とB抗原も大人に比べて弱いので、実際の血液型とは異なる血液型と判定されてしまうことがあるのです。

まとめ:子供の血液型は焦って検査しなくても大丈夫!

血液型の検査は、子供がある程度成長してからでないと正確な結果が得られないケースがあるため、生まれて間もない赤ちゃんの頃に焦って調べる必要はありません。

赤ちゃんの血管は見えにくく、採血時に何度も注射の針を刺して痛い思いをさせてしまう可能性もあります。

医学的には、親が子供の血液型を知っていても役立つことはほとんどないので、「子供に痛い思いをさせてまで血液型検査をする必要はない」と考えている医師も多いようです。

ただ、親としては「血液型占いをしてみたい」「パパとママ、どっちの血液型と一緒なのか知りたい」と思うこともありますよね。

もし子供の血液型を調べたい場合は、できれば小学生以上になるのを待ってから検査するか、痛みのない検査キットでの検査がおすすめです。

なお、DNA先端株式会社では提携先の医療機関と共に、お腹の赤ちゃんの新型出生前診断(NIPT)を行っています。高齢妊娠などで赤ちゃんの染色体異常のリスクに不安がある方は、お気軽にご相談ください。