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子育てのコツ

赤ちゃん(新生児)の寝かしつけのおすすめの方法は?コツや注意点を紹介

赤ちゃんの寝かしつけ、なかなか寝てくれなくて悪戦苦闘しているママやパパも多いのではないでしょうか。

頑張って寝かしつけようと思えば思うほど、うまくいかずにイライラ……なんてこともあるかもしれません。

この記事では、赤ちゃんの寝かしつけに関する問題や悩みを解決するべく、おすすめの寝かしつけ方法やコツ・注意点などを紹介します。

赤ちゃんの寝かしつけについて気になることがある方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

赤ちゃんの寝かしつけは必要?

いつまでも寝てくれない赤ちゃんと日々すごしていると、寝かしつけの行為自体に疑問を感じることもあるかもしれません。本当に、赤ちゃんの寝かしつけは必要なのでしょうか?

赤ちゃんの寝かしつけは必要

海外では寝かしつけの際、親はとくに構うことなく、赤ちゃんが自発的に再度眠りにつくことを促します。

このような話を聞くと、「寝かしつけは必要がない」と考えるのではないでしょうか。しかし赤ちゃんの寝かしつけは、先々に習慣化させる寝るための練習につながっているのです。

規則正しく寝かしつけをおこなうことは、健康的な成長や脳や体の発達に必要な十分な睡眠を確保することになるので、寝かしつけは「必要」だと考えられるでしょう。

赤ちゃんを寝かしつけしないと騒音問題などが起こる恐れも

赤ちゃんへの寝かしつけが必要となる理由には、日本の住宅事情も影響しています。

早朝・深夜などに、赤ちゃんを泣かせっぱなしにしたり起きたままの状態が長く継続していたりすると、騒音問題へと発展してしまいかねません。

そのようなトラブルを少しでも回避するため、ある程度の寝かしつけは必要だと言えそうです。

赤ちゃんに必要な睡眠時間を月齢・年齢別に紹介

人間の生活に切っては切り離せない睡眠。赤ちゃんや小さな子どもたちの成長にとっても、重要な役割をもっています。

わが子に必要な大切な睡眠について知るために、赤ちゃんに必要な睡眠時間の目安を月齢・年齢別に紹介します。

生後6カ月まで

新生児期の赤ちゃんは1日の大半を眠ってすごします。生後6カ月頃まででも、1日に12~16時間の睡眠が必要になると言われています。

個人差もありますが、お昼寝が1日2~3回程度必要になると考えておくといいでしょう。

生後6カ月~1歳

1歳になる頃でも、赤ちゃんにはかなりの睡眠時間が必要です。

目安となる睡眠時間はおよそ11~13時間。まとまって寝る子もいれば、数時間おきに目をさます子など眠りのスタイルはさまざまで、夜泣きがはじまる子も出てきます。

1歳以降~

1歳をすぎても、11~12時間程度の睡眠時間は必要です。

生活サイクルが安定してきたり、日中の活動量が増えてきたりする年齢であることから、まとまった睡眠が取れるようになっていきます。

赤ちゃんの寝かしつけはいつまでやるの?

眠りに関する習慣は個人差が大きく、3歳をすぎても寝かしつけが必要な子もいます。

生後5~6カ月頃までは、赤ちゃんの睡眠パターンが未熟であることや、授乳が頻回なことから、常に寄り添い・あやしながら寝かしつけをすることとなるでしょう。

しかし、生後5~6カ月以降から、少しずつ赤ちゃんが自発的に眠るための練習「ネントレ」を取り入れていくことで、寝かしつけの負担は大きく軽減していくと言われています。

赤ちゃんの寝かしつけをする7つの方法

赤ちゃんを寝かしつけるための方法を、7つ紹介します。

  1. おくるみ
  2. 音楽
  3. マッサージ
  4. 抱っこやおんぶ
  5. 絵本
  6. 背中をトントン
  7. 赤ちゃんとの呼吸を合わせる

いろいろ試して、わが子にあった寝かしつけをみつけてください。

1.おくるみ

眠っている赤ちゃんは、手足を広げるモロー反射と呼ばれる動きを無意識におこない、その動きにびっくりしてしまい目を覚ましたり泣いたりしてしまうことがあるのです。

おくるみなどでしっかりと包んであげることで、モロー反射を防ぎます。

2.音楽

寝かしつけをするときに、クラッシックやオルゴールの音色が心地よい音楽を流すこともおすすめです。

赤ちゃんの寝かしつけ専用のヒーリングミュージックなどもありますので、いろいろ試してみるといいでしょう。

3.マッサージ

赤ちゃんのための安眠のツボや、こめかみや眉間、手や足の裏などを優しく撫でるようにマッサージすることも寝かしつけ効果があります。

大人のツボ押しやマッサージとは異なり、力を入れずにそっと触れるようになでてあげてください。

4.抱っこやおんぶ

立ったまま抱っこやおんぶでゆらゆら揺らしてあげたり、子守唄を聞かせたりすることで赤ちゃんの眠りを誘います。身体が密着することで安心感もアップするのでしょう。

5.絵本

0歳からでも寝かしつけに絵本を使用することは有効な手段です。

しかし子どもにとってワクワク・ハラハラするような絵本は脳を覚醒させてしまいますので、穏やかな物語や、寝かしつけ用の絵本などを取り入れるといいでしょう。

6.背中をトントン

添い寝をしながら赤ちゃんの背中をトントンしてあげることもおすすめです。

これはタッチングと呼ばれる行為で、ママのおなかのなかにいた頃に感じていた心音や脈のリズムに似ているため、赤ちゃんが安心できると言われています。

7.赤ちゃんとの呼吸を合わせる

赤ちゃんと呼吸のリズムを合わせることも効果的です。先ほど紹介した「背中トントン」も、赤ちゃんの呼吸のタイミングと合わせてあげることで、安心感が得られるようです。

ママやパパと呼吸がシンクロすることで、一体感や心地よさが生まれ、眠りへとつながっていくのでしょう。

赤ちゃんを寝かしつける5つのコツ

赤ちゃんの寝かしつけに活用してほしい、5つのコツを紹介します。

  1. 寝るためのルーティンを作る
  2. 寝る場所と起きて過ごす場所の区別を明確にする
  3. 日中の活動や食事に工夫を取り入れる
  4. ママやパパが寝たふりをする
  5. 構いすぎずときには放置もあり

小さな赤ちゃんの頃から寝かしつけのコツをつかんで、今後の「ねんねトレーニング(ネントレ)」に役立ててください。

1.寝るためのルーティンを作る

寝るためのルーティンを作ることで、赤ちゃんはママの行動から「これから眠るのだ」と無意識に体や心が準備をはじめます。

寝る前の授乳後に絵本を読み、読み終えたら電気を消して寝かしつける、といった流れをパターン化させてみてください。可能であれば寝る時間帯も固定化していけると、なおいいでしょう。

2.寝る場所と起きて過ごす場所の区別を明確にする

寝る場所と起きてすごす場所を明確に区別することも有効です。赤ちゃんが眠りに集中できるよう環境を整えておきましょう。

寝室はおもちゃや絵本などは最小限にし、遊んですごす場所との区別をはっきりさせます。

リビングなどでお昼寝する場合は、クーファンやベビーベッド、マットレスとタオルケットといった、いつもお昼寝する形を決めておくとよさそうです。

3.日中の活動や食事に工夫を取り入れる

よい眠りや入眠を促すためには、脳内物質となるメラトニンが必要です。

メラトニンを多く含む、肉や魚・チーズや牛乳などの乳製品・豆腐や納豆などの大豆製品・卵やナッツ類などを、意識して取り入れてみましょう。

朝起きてすぐや日中の活動時はできるだけ日光をしっかり浴び、体内時計を整えます。寝る1時間前にはテレビなどは消し、部屋の明かりも暗くしていきましょう。

そうすることでメラトニンの分泌リズムを整えて、眠りの質を高めます。

4.ママやパパが寝たふりをする

寝かしつけをするとき、ママやパパが寝たふりをすることもおすすめです。

ママやパパが横で寝てしまうことで、刺激がなくなり赤ちゃんは退屈になっていきます。その退屈さが入眠へとつながることもあるからです。

5.構いすぎずときには放置もあり

何をしても寝かしつけがうまくいかないときは、何も考えず何もせず、赤ちゃんと一緒にゴロゴロしたり、構わないでいたりすることもときには必要です。

何かにつけ構いすぎていると、「起きているとママがかまってくれる」という意識が赤ちゃんの中に生まれてしまいかねません。

少しぐらいなら泣かせておいてもいいのかもしれません。しかし、どれぐらい放置していいかは個人差や住環境などによって異なります。

赤ちゃんを寝かしつけるための5つの注意点

赤ちゃんを寝かしつけるために、これだけは注意しておいてほしいことを5つ紹介します。

  1. 寝かしつけのためにお昼寝の時間を削るのはNG!
  2. 部屋の明かりをつけたままの寝かしつけもNG
  3. 室温や体温調整にも気をつける
  4. 動画を見ながらの寝かしつけは逆効果になることもある
  5. 年齢や月齢によって寝かしつける方法は変わる

ぜひ寝かしつけの際の参考にしてみてください。

1.寝かしつけのためにお昼寝の時間を削るのはNG!

夜にまとまった睡眠を確保したいがために、お昼寝の時間を削ることはよくありません。時間に関係なく、赤ちゃんが眠いときは、寝なくては身体や脳が回復できない状態だからです。

2.部屋の明かりをつけたままの寝かしつけもNG

真っ暗にすると寂しいだろう、怖いだろうと小さな明かりをつけっぱなしにしてしまうこともあまりおすすめできません。

目を閉じれば眠れるというわけではないので、目を開けても真っ暗な状態を作ることも入眠につながります。

3.室温や体温調整にも気をつける

赤ちゃんがすごす部屋の適温目安は、春や秋は20~22℃、夏は25~27℃、冬は18~20℃と言われています。

暑くても寒くても入眠に悪い影響を及ぼします。室温や体温に問題がなければ、ムリに布団をかけたり、重ね着をさせたりしすぎないよう注意しましょう。

4.動画を見ながらの寝かしつけは逆効果になることもある

赤ちゃんの眠りを促す動画や、音楽を再生するために動画を流しながら寝かしつけをおこなうと、逆に脳や目が冴えて眠れなくなることもあります。

画面から発せられるブルーライトなども睡眠に悪い影響を与えやすいので、寝る1時間前には動画類はオフにしておくといいでしょう。

5.年齢や月齢によって寝かしつける方法は変わる

寝かしつけ方法は、赤ちゃんの月齢や年齢が上がっていくごとに変化します。成長に応じた寝かしつけ方法を模索し続けることも忘れないでくださいね。

寝かしつけに関するよくある質問

ここからは、寝かしつけに関する以下のような質問に答えていきます。

  • 寝かしつけで、自分がイライラしてしまったときの対処法は?
  • 断乳・卒乳後の寝かしつけのポイントは?
  • おしゃぶりをつけたまま寝かしつけはダメ?
  • 寝かしつけのときの寝落ちを防ぐには?

質問の回答をチェックして、疑問の解消に役立ててください。

寝かしつけで、自分がイライラしてしまったときの対処法は?

寝かしつけをしても寝てくれず、ママがイライラしてしまうときは、諦めることも肝心です。イライラしたところで赤ちゃんは寝ないでしょう。

状況が変わらないのにイライラするよりも、諦めて「いつか寝るだろう」と開き直ってしまえば気持ちが少しは楽になるかもしれません。

断乳・卒乳後の寝かしつけのポイントは?

生活リズムの見直しからはじめ、パートナーにも協力してもらいつつ、入眠儀式・寝かしつけルーティンを確立させましょう。

のどの乾きや空腹で入眠に影響が出ている場合も、諦めず白湯やノンカフェインのお茶などをうまく取り入れて乗り切ることがポイントです。

おしゃぶりをつけたまま寝かしつけはダメ?

寝るときにおしゃぶりを使ってしまうと、入眠儀式におしゃぶりが追加されてしまいます。

おしゃぶりを咥えていられる間はいいですが、眠りが深くなり口から外れてしまった途端、不安になって泣き出し目を覚ます、なんてことにもなりかねません。

そのため、避けたほうがいいでしょう。

寝かしつけのときの寝落ちを防ぐには?

寝かしつけでの寝落ちを回避することは、相当な精神力が必要です。

気合いで乗り切る・タイマーをかける・家族に起こしてもらうなどがあります。しかし、寝落ち回避が難しいのであれば、諦めて朝早く起きる方法を考えるほうが健全かもしれませんね。

まとめ:わが子に適した寝かしつけ方法を見つけよう

赤ちゃん(新生児)の寝かしつけについて、おすすめの方法やコツ、注意点などを紹介しました。

赤ちゃんや子どもの成長に必要不可欠な睡眠。だからこそ、寝かしつけにもチカラを入れていきたいものです。

個人差が大きいことなので、たくさん情報収集をおこない、ママやパパ、赤ちゃんにとってベストな寝かしつけ方法を見つけてください。

助産師さんや小児科医、保健師さんなどに相談してみることもおすすめです。