本サイトは一部プロモーションを含みます
子育てのコツ

赤ちゃんがハイハイする時期はいつ?練習方法と注意点を紹介

赤ちゃんの成長過程において、ハイハイの運動は大切です。ハイハイで体力や筋力、骨格の発達を促すことができ、次のつかまり立ちなどの動きにつながっていきます。

しかし「平均的な発達時期になってもハイハイをしない」「少しでもハイハイにつながる練習をさせたほうがいいのだろうか」と不安な気持ちを抱えるパパやママがいるのも事実です。

そこで当記事では、赤ちゃんがハイハイをする時期の目安を紹介するとともに、ハイハイの練習方法、気を付けたい注意点を解説します。ハイハイする適切な時期やポイントを知って、赤ちゃんの育児に活かしていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

赤ちゃんのハイハイとは?発達を促す大切な時期

ハイハイとは、赤ちゃんが四つばいの姿勢で手足を動かして前進する動きのことです。寝返りやお座りを経て、腕・腰・足で体を支えられると、ハイハイの運動ができるようになります。

お座りやうつ伏せの姿勢から、手を前に出して動き出しそうな様子が見られたらハイハイを始める前兆です。ハイハイで体力や筋力を付け、骨格が発達していくことで、つかまり立ちやつたい歩きの成長過程へつながっていきます。

「ハイハイ」と一言でまとめることが多いですが、ハイハイのスタイルには5つの種類があります。

  • 背ばい:仰向けの姿勢で、足の力を使って移動すること
  • ずりばい:うつ伏せの姿勢で、お腹を床に付けたまま腕や足の力で移動すること
  • 四つばい:四つばいの姿勢で移動すること
  • 高ばい:膝をつけずに四つばいの姿勢で移動すること
  • 尻ばい:座った姿勢で移動すること

上記のうち、一般的なハイハイとしてイメージされるのが「四つばい」です。ただし、すべての赤ちゃんが一通りのスタイルをするわけではないため、「我が子は、ずりばいや高ばいをする気配がない」と心配しすぎないようにしましょう。

ハイハイする時期の目安はいつ?

厚生労働省が実施した「乳幼児身体発育調査(平成22年)」によると、月齢9~10ヶ月頃には約9割の赤ちゃんがハイハイをしている結果になっています。

しかし、ハイハイの時期は個人差が大きく、早いと4~5ヶ月頃から始める赤ちゃんもいます。一方、歩き始める1歳頃まで、まったくハイハイをしない赤ちゃんもいるのです。

一般的に「8~10ヶ月頃にはハイハイを始める」と言われていますが、開始が遅い場合でも過度に心配する必要はありません。あくまでも目安として覚えておきましょう。

ハイハイが終わる時期はいつ?

ハイハイが終わる時期として、具体的な期間はありません。つかまり立ちやつたい歩き、一人歩きができるようになったあともハイハイの動きをします。

特に一人歩きができるようになる頃は、歩くよりも早く自分の行きたい場所へ行けるため、ハイハイで移動する赤ちゃんも多いです。

「ハイハイをする期間が長く、なかなか歩かない」と悩むパパやママもいるかと思いますが、温かく見守っていきましょう。

ハイハイを無理なく促す練習方法

ハイハイを始める様子が見られないと心配になるものですが、赤ちゃんの成長を見守っていくことが大切です。とはいえ「少しでも赤ちゃんがハイハイできるようにサポートしたい」と思うのが親心。

そこで、ハイハイを無理なく促す練習方法を紹介します。

  • ハイハイできる場所を確保する
  • うつ伏せの時間を少しずつ長くする
  • 手の届く場所におもちゃを置いてみる
  • ハイハイのお手本を見せる
  • ハイハイのサポートをする

ひとつずつ解説していくので、赤ちゃんと遊ぶときに取り入れてみてください。

ただし、赤ちゃんに無理強いさせるのは逆効果です。様子を見ながら、できる範囲で取り入れていきましょう。

ハイハイできる場所を確保する

ハイハイを促すために、部屋の中で自由に動けるスペースを確保します。自由に動ける空間が少ないと「移動しておもちゃを触ってみたい」などの好奇心や意欲がそがれる可能性があるからです。

ハイハイのスペースを確保する例には、以下の方法があります。

  • 床に物を置かない
  • 家具の配置を変える
  • 不要な道具や家具を処分する
  • 家具と天井までのデッドスペースを収納などで有効活用する

床に物を置かないようにしたり、家具の配置を変えたりするのは、お金をかけずにできることです。ぜひ試してみてください。

しかし、マンションやアパートなどの部屋がもともと狭い場合もあります。自宅でハイハイできるスペースが十分に取れないときには、地域の子育て支援施設や商業施設のプレイルームなどに連れて行く方法もおすすめです。

うつ伏せの時間を少しずつ長くする

ハイハイはうつ伏せの姿勢から始まるのが基本です。しかし、赤ちゃんの中には、うつ伏せの姿勢が苦手な子もいます。

体勢を嫌がる赤ちゃんの場合は、少しずつうつ伏せをする時間を長くして慣れさせていきましょう。初めの頃は10秒程度でも十分です。

徐々に慣れるように促すには次の方法があります。

  • 寝返りするときのように、体をひねる姿勢から補助する
  • うつ伏せの姿勢で手やおもちゃで遊ばせる
  • パパやママのお腹の上でうつ伏せにする

嫌がらない範囲で、少しずつうつ伏せの時間を長くしていきましょう。

手の届く場所におもちゃを置いてみる

赤ちゃんをうつ伏せの姿勢にしたあと、少し離れた場所におもちゃを置いてみます。手の届きそうな範囲に置くのがポイントです。

「おもちゃを触って遊びたい」「自分で動いてみたい」という気持ちになるよう、サポートしてみてください。

赤ちゃんが遊ぶおもちゃは、安全基準をクリアした「STマーク」が付いていて、対象年齢に合うものを選ぶようにしましょう。触ると音が鳴るものや、動きで赤ちゃんの興味を引くおもちゃもおすすめです。

ハイハイのお手本を見せる

赤ちゃんは、パパやママの動きを見て学習するため、大人がハイハイのお手本を見せてあげることで「マネしたい」という気持ちを高められます。

ここで大切になるのは、大人が楽しそうな姿でハイハイして見せることです。赤ちゃんと触れ合いながら笑顔でやってみましょう。

ハイハイのサポートをする

ハイハイの動きがしやすくなるように補助を付けてあげるのもおすすめです。たとえば、次のような方法があります。どちらも、うつ伏せの姿勢で行いましょう。

  • 赤ちゃんの足の裏を支えて、蹴る力で前に進めるようにする
  • ロール状にしたバスタオルを脇の下に通し、体を支えられる場所に肘を置く

パパやママが補助をしてハイハイを促すときには、大人が焦りすぎないことが大切です。ゆっくりでも発達していくので、それぞれの赤ちゃんのペースでできるようにサポートしてみてください。

また、床に敷いているラグやカーペットなどが滑りやすいために、ハイハイしにくい場合があります。滑りにくい敷物に変えたり、クッション性の高いジョイントマットを敷いたりするのもおすすめです。

ハイハイの時期に注意したい4つのこと

ハイハイが始まると、赤ちゃんの行動範囲が一気に拡大します。思わぬ事故を起こさないように、事前に対策しておきましょう。

ハイハイの時期に注意したいことは、次の4つです。

  1. 床を清潔に保つ
  2. 手の届く場所に物を置かない
  3. 安全を確保する
  4. 目の届く範囲で大人が見守る

ひとつずつ注意点を解説するとともに具体的な対策も紹介するので、参考にしてみてください。

1.床を清潔に保つ

ハイハイは、床を這って進む運動です。そのため、床を清潔に保っておくことが大切です。

たとえば、ゴミやホコリなどが床に落ちていると、好奇心旺盛な赤ちゃんは口に入れてしまうかもしれません。

小さなゴミや目に見えにくいホコリは、掃除機で吸い取るようにしましょう。床やジョイントマットなどは、雑巾で拭き掃除するのもおすすめです。

育児をしながら、こまめな掃除をするのは大変ですが、赤ちゃんがハイハイしやすい環境にするために清潔な状態を保っていきましょう。

2.手の届く場所に物を置かない

赤ちゃんがハイハイを始めて行動範囲が広がると、床から30~50センチ程度なら手が届くようになります。床はもちろん、本棚やローテーブル、ベッドのサイドテーブルなどの上にある物にも注意が必要です。

たとえば、注意しなければならないアイテムの例には、以下のものがあります。

  • アクセサリー類
  • ボタン電池
  • マグネット
  • ビーズ
  • 大人の薬など

誤って飲み込むと窒息などの危険性があるため、直径4センチ程度の筒に入るアイテムは、赤ちゃんの手の届かない場所に置きましょう。

直径4センチ程度を測る目安として、トイレットペーパーの芯が活用できます。芯の中をすっぽり通り抜ける物は、高いところに置くことが大切です。

ハイハイの時期に限らず、これからの成長過程でも注意すべき事項ですので、今のうちに対策しておきましょう。

3.安全を確保する

赤ちゃんが一人で動くと、少し目を離したうちに「家具の角に頭をぶつけてケガをした」「部屋から出てキッチンや浴室にまで行っていた」などの事態が起こる恐れがあります。

思わぬ事故に発展することのないよう、あらかじめ赤ちゃんの行動範囲は安全な状態にしておきましょう。

安全を確保する方法は以下のとおりです。

  • テレビ台やテーブルの角に、クッション材を取り付ける
  • キッチンや階段、浴室など、立ち入ってほしくない場所にベビーゲートを設置する
  • コンセントにカバーを付ける
  • 引き出しが開かないようにストッパーを取り付ける など

赤ちゃんが一人で行動して物に触れたり、危険な場所へ入ったりしないよう、安全な環境をつくることが大切です。

4.目の届く範囲で大人が見守る

ハイハイ時期の予期せぬ事故を防ぐには、大人の目が届く範囲で赤ちゃんを遊ばせましょう。できるだけ同じ空間で見守ることが大切です。

しかし、周囲からの協力が得られず、ワンオペになることもあります。家事や大人が入浴する時間帯には、どうしても目を離さざるを得ない状況にもなるでしょう。

ワンオペ時には、上記でお伝えした3つの対策を徹底することで、短時間なら一人で遊ばせておいても安心です。

ただし、赤ちゃんのいる場所が死角になってしまうときには、おんぶをしたり、ハイローチェアやバウンサーなどのアイテムを活用したりして、一緒に部屋を移動することをおすすめします。

赤ちゃんがハイハイをしない・遅いときは?

前述のとおり、赤ちゃんがハイハイを始める時期には個人差があるものです。1歳近くなってからハイハイを始めたり、ハイハイを飛ばしてつかまり立ちをしたりする子もいます。

ハイハイをしなかったり、時期が遅かったりすると不安になりますが、発育への影響を過度に心配する必要はありません。

それでも気がかりなことがある場合には、乳児健診時やかかりつけ医での診察のときなどに相談してみてください。

まとめ:赤ちゃんの発育に関する不安を払拭するには、妊婦時に出生前診断を受ける方法も

赤ちゃんがハイハイする時期やハイハイを促す練習方法などをお伝えしました。ハイハイの時期には個人差があり、早い場合もあれば遅いこともあります。ハイハイの練習をさせたい場合には、無理強いせずに赤ちゃんのペースに合わせていくことが大切です。

しかし、発達が遅いと感じると「生まれつきで何かの病気を持っているのでは」と気になることもあるでしょう。赤ちゃんの持つ先天性疾患を早い段階で把握するには「出生前診断」を受ける方法があります。

出生前診断とは、妊娠中に赤ちゃんの状態を調べる検査のこと。生まれる前に病気や障害を持っていないか確認できる検査です。

出生前診断についての詳細は、以下のページもあわせてご覧ください。

出生前診断にはどんな種類があるの?

DNA先端医療株式会社が提供する「新型出生前診断NIPT」では、母体への影響が少ない少量の採血のみで出生前診断が可能です。

他のクリニックとは違い、検査を受ける年齢制限は設けておらず、土日祝日での検査もできます。検査の実施期間や結果の通知も、スピーディーな点が特徴です。

赤ちゃんが生まれる前に出生前診断を受けておくことで、「発達が遅い」という理由で過度に悩むケースは少なくなります。育児中の悩みを少しでも解消するためにも「新型出生前診断NIPT」の受診を検討してみてはいかがでしょうか。

「新型出生前診断NIPT」の特徴や料金はこちらをクリック