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子育てのコツ

赤ちゃんのお風呂デビュー。ベビーバスを卒業する時期はいつごろ?入り方を解説!

産後間もない赤ちゃんは、いきなり大人と同じようにお風呂に入るのではなく、ベビーバスなどを使用して「沐浴」をおこないます。ある程度赤ちゃんが成長すれば、ママ・パパと一緒にお風呂に入るようになっていくでしょう。

この記事では、赤ちゃんがベビーバス卒業後、お風呂に入るようになる時期についてや、ママ・パパが知っておくと便利なお風呂デビューについて紹介します。

赤ちゃんのお風呂デビューが気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。

赤ちゃんのお風呂デビュー時期の目安は生後1ヵ月頃

赤ちゃんのお風呂デビューの時期は一体いつ頃がいいのでしょう。赤ちゃんのお風呂デビューを迎える時期を考える上で、知っておいたほうがいいことはあるのでしょうか。

赤ちゃんのお風呂デビュー時期を知るには以下の3つのポイントがあげられます。

  • 赤ちゃんのお風呂、生後1ヵ月頃までは沐浴がベター
  • 赤ちゃんのお風呂デビューの時期はママの体調も考慮しよう
  • 不安な場合は健診で確認してもOK

それぞれについて見ていきましょう。

赤ちゃんのお風呂、生後1ヵ月頃までは沐浴がベター

生後1ヵ月の新生児期は、ベビーバスなどの赤ちゃん専用のお風呂を用意して沐浴をおこないます。つまり、赤ちゃんのお風呂デビュー時期は、生後1ヵ月ごろが目安となります。

なぜ新生児期はママ・パパと同じお風呂に入らず沐浴にするのか。それは赤ちゃんの抵抗力の低さが理由にあげられます。

産後間もない赤ちゃんは、へその緒の切れた部分がまだ乾燥しきっておらず、雑菌などに感染しやすいのです。大人には問題のない菌でも、抵抗力の低い新生児にとっては大事に至る恐れがあります。

細菌感染から赤ちゃんを守るため、新生児期は沐浴にし、生後1ヵ月ごろの時期を目安に、お風呂デビューを検討するといいでしょう。

赤ちゃんのお風呂デビューの時期はママの体調も考慮しよう

赤ちゃんのお風呂デビュー時期が生後1ヵ月以降という理由には、ママのコンディションも関係しています。

産後、ママは産褥期と呼ばれる状態にあり、出産で受けた身体のダメージを回復していく時期です。この産褥期には、産後に子宮が元の状態へ戻るときに体外に排出される「悪露(おろ)」の量が多くなりやすいこともあり、産院などでは、ママの入浴も湯船につかるのではなくシャワーで済ませるよう指導されます。

産褥は4~6週間程度続くため、赤ちゃんのお風呂デビューの時期は産後1ヵ月ごろが目安だと言われているのです。

参考:働く女性の心とからだの応援サイト 妊娠出産・母性健康管理サポート|母性健康管理に関する用語辞典

不安な場合は健診で確認してもOK

赤ちゃんが沐浴からお風呂デビューする時期の目安が、生後1ヵ月と言われていても個人差があります。

赤ちゃんのへその緒が切れた部分が本当に乾ききったのか、ママの悪露がどの程度なら湯船に入っていいレベルなのか。はじめての出産・子育て中のママにはわかりにくいかもしれません。

そのような悩みや不安がある場合は、自分で調べたり判断したりは避けたほうがいいでしょう。2週間・1ヵ月健診などで、お医者さんや保健師さんなどの専門家に相談・確認することをおすすめします。

赤ちゃんと一緒にお風呂へ入ろう!手順や入り方を紹介

赤ちゃんが沐浴を卒業し、ママ・パパと一緒にお風呂に入る時期の目安がわかったところで、お風呂デビューに向けての準備をしていきましょう。まずは赤ちゃんと一緒にお風呂に入る手順から紹介します。

  1. 赤ちゃんのお風呂グッズを準備する
  2. 赤ちゃんをお風呂に入れるママ・パパの髪や身体を洗う
  3. 赤ちゃんの身体を洗う
  4. 赤ちゃんと一緒に湯船に入る
  5. 赤ちゃんの身体を優しく拭いて着替えさせる

家庭環境によっては、ママがワンオペ状態で赤ちゃんをお風呂に入れるケースも珍しくありません。ワンオペ状態でも困らないように、しっかりと赤ちゃんをお風呂に入れる手順をおさえておきましょう。

1.赤ちゃんのお風呂グッズを準備する

赤ちゃんのお風呂の入れ方をうまく進めるためには、入る前・入っている間、湯上がり、すべての準備を事前に準備しておくことがポイントです。

お風呂に入るために必要なものとしては、以下のようなものがあげられます。

  • ベビー用のシャンプーとベビー用のボディソープ
  • 身体を洗うためと、拭き取る用のガーゼ数枚
  • 赤ちゃんにかけ湯をするための手桶(片手でもてる持ち手のあるものが便利)
  • 脱衣所に赤ちゃんを待たせておくためのアイテム(クッションマットや簡易ベッドなど)
  • 赤ちゃんの全身を包める大きめサイズのやわらかいバスタオル
  • 肌着や寝巻きとおむつ
  • 保湿ケア用品(ベビーローションや綿棒など)

なかには、1度用意すれば置きっぱなしにできるものもありますので、工夫してできるだけ準備を簡素化しましょう。

シャンプーやボディソープは赤ちゃん専用でなくても、大人も赤ちゃんも使えるものもあります。赤ちゃん専用の場合、シャンプーとボディソープが兼用できるものもありますので、活用すればお風呂の労力や自担にもつながります。

なお、一緒にお風呂に入るママ・パパの湯上がりの準備も万全にしておきましょう。

2.赤ちゃんをお風呂に入れるママ・パパの髪や身体を洗う

お風呂に入る準備ができれば、赤ちゃんをお風呂に入れるママ・パパの髪や身体を洗うことからスタートします。先にお風呂を使うことで、お風呂場内を温めておけるので、赤ちゃんが寒くてびっくりすることを防げます。

自分たちが髪や身体を洗っている間、赤ちゃんは脱衣所で待っていてもらいましょう。このとき、赤ちゃんの様子を常にうかがえる状態にしておくため、お風呂場のドアは開けた状態にしておいてください。

赤ちゃんを待たせるとき、裸のままにしてしまうと、不安になってしまったり体温が低下しすぎてしまったりなどの可能性が出てきます。おむつや着衣を脱がせた後、バスタオルで包んであげてください。

3.赤ちゃんの身体を洗う

ママも一度脱衣所に出て、赤ちゃんをホールドしながら、お風呂場に入ります。

浴室へ入ったら、ママは洗い場のバスチェアに座り、ママの太ももの上に赤ちゃんを仰向けに寝かせて抱えるように洗っていきます。

身体などを洗う場合、基本的にはママの手で洗っても構いません。汚れが気になる場合は、やわらかいガーゼで撫でるようにやさしく洗ったり、水分を拭ったりするといいでしょう。

4.赤ちゃんと一緒に湯船に入る

赤ちゃんを洗い終わったら、ママ・パパと一緒に湯船につかります。赤ちゃんの頭をしっかりと支えた状態で、ママ・パパの胸元にしっかりと引き寄せるように抱っこしましょう。こうすることで、赤ちゃんの不安を軽減できます。一気にお湯につかるのではなく、少しずつつかることがポイントです。

5.赤ちゃんの身体を優しく拭いて着替えさせる

湯上がりに注意したいことは、「湯冷め」「水分補給」「保湿ケア」の3つです。お風呂から上がったらしっかり水気を拭き取り、保湿ケアをおこないます。その後に肌着や洋服、おむつを着せれば完成です。

素早く進めるためのポイントは以下の通りです。

  • 脱衣場にバスタオルを広げておく
  • 洋服と肌着の袖を通し、その上に寝かせたら、すぐに着られるようにしておく(おむつも同じく)
  • ベビーオイルや面倒などの保湿ケアグッズを準備しておく
  • 水分補給に必要なアイテムがあれば用意しておく

これらすべてをいきなりクリアする必要はありません。水気を拭き取ったらバスタオルに包んで、リビングなどに移動してからケアや着替え・水分補給をおこなっても構いません。

ママ・パパも大変ですので、赤ちゃんも大人も、ポンチョタイプのバスタオルや、バスローブなどがあると重宝するでしょう。

赤ちゃんと一緒のお風呂タイム!5つのポイント

赤ちゃんと一緒のお風呂タイムで注意したいことやポイントを5つ紹介します。

  • お湯の温度と入浴時間
  • 赤ちゃんの身体を洗う順番
  • 赤ちゃんを洗うとき、ここはとくにチェック!
  • 赤ちゃんのお風呂、首がすわる前とすわった後
  • 適度な声掛けでママ・パパ・赤ちゃん、みんなでリラックス

それぞれの項目について、順番に見ていきましょう。

お湯の温度と入浴時間

赤ちゃんがお風呂に入る際のシャワーやお湯の温度の目安は、38~40度ぐらいです。季節や室温などを考慮し、大人がぬるく感じるレベルに設定しましょう。入浴時間は、身体や頭を洗っている時間が2~3分と考え、トータルで10~15分程度が理想です。

しかしこれらはあくまでも目安となります。赤ちゃんの成長具合や体調、お風呂に入る時期などを考慮しなければなりません。赤ちゃんの様子をしっかり観察しながら、入浴時間や温度の調節をおこないましょう。

赤ちゃんの身体を洗う順番

赤ちゃんを洗う手順や方法は、沐浴のときと同じです。顔から頭、身体と手早く洗ってあげてください。すすぐ際は、シャンプーやボディソープのすすぎ残しがないよう注意が必要です。

赤ちゃんを洗うとき、ここはとくにチェック!

赤ちゃんを洗うとき、洗い残しの出やすい場所がいくつかあります。よく洗えているかチェックしたいポイントは以下の部位です。

  • 耳の後ろ
  • 首まわり
  • わきの下
  • ヒジやヒザの裏
  • おむつが肌に触れている部分

手首や足首、手のひらなどは、お肉とお肉の間の隙間にホコリなどが入り込んで溜まっている可能性もありますので、ここも忘れずチェックしましょう。

赤ちゃんのお風呂、首がすわる前とすわった後

首がすわる前の時期は、洗い方で説明したように、ママの太ももの上に寝かせ、抱っこして洗います。赤ちゃんが動いたり滑ったりするのが怖いという場合は、薄手のタオルをママの足に敷いておくと滑りにくくなりますが、どうしても難しい場合は、浴室の床に敷けるマットなどを利用してもいいでしょう。

首がすわった後、つかまり立ちができるようになれば、浴槽のフチなどをもたせ、立たせたままシャワーをかけたり洗ったりができるようになります。ママの負担もかなり軽減されるでしょう。

適度な声掛けでママ・パパ・赤ちゃん、みんなでリラックス

お湯につかりながら、話しかけたり歌を歌ったりすることで、赤ちゃんはお風呂タイムを楽しめるようになります。お風呂用のおもちゃを浮かべるなどして眺めたり遊ばせたりすることもおすすめです。

赤ちゃんのお風呂の困りごと、どうしたらいい?

ここからは、赤ちゃんのお風呂の困りごとに関する以下のような質問に答えていきます。

  • お風呂を嫌がる赤ちゃん、毎日入らないとダメ?
  • 赤ちゃんがお風呂に飽きてすぐ出たがる
  • 赤ちゃんをお風呂に入れると泣いてしまう
  • シャンプーやボディソープに慣れるまではなしでもOK

質問の回答をチェックして、疑問の解消に役立ててください。

1.お風呂を嫌がる赤ちゃん、毎日入らないとダメ?

赤ちゃんは代謝が激しく、皮脂や汗も出やすいため、毎日お風呂に入って清潔を保つことは重要です。しかし、お風呂がイヤな場所になってしまうと困りますので、無理強いは禁物です。さっと流すだけの日や、蒸しタオルで拭くなどして、キレイにすると気持ちがいいことを教えてあげてください。

2.赤ちゃんがお風呂に飽きてすぐ出たがる

お風呂に慣れるまでは、たった10~15分でも赤ちゃんは飽きてしまう可能性があります。大好きなキャラクターグッズやお風呂で遊べるおもちゃなどを用意するなどし、お風呂を楽しくする演出をしてみましょう。

3.赤ちゃんをお風呂に入れると泣いてしまう

裸にされること、急にお湯の中に入れられること、このような突然の環境の変化が赤ちゃんは苦手です。いきなり何かをするのではなく、ゆっくり時間をかけて次の行動へ移すようにしてください。赤ちゃんとママの肌と肌をさせることでも安心を与えられます。

4.シャンプーやボディソープに慣れるまではなしでもOK

赤ちゃん専用のものには、目に染みにくいものや肌に優しいものなどがありますので、それらを試してみてください。それでもダメな場合は、しっかり洗ってすすいであげるのであれば、慣れるまでは使わなくてもある程度は大丈夫です。

しかし皮膚のトラブルで染みて痛いなどの可能性もありますので、気になる場合は、お医者さんや保健師さんなどに相談してみてもいいでしょう。

まとめ:赤ちゃんのお風呂デビューの時期が来たら親子で楽しもう

赤ちゃんのお風呂デビューの時期は、生後1ヵ月をすぎる頃から、ママと赤ちゃんの調子を見てどの時期にするか検討するといいでしょう。少しでも不安を感じる場合は、医者や保健師さんのような専門家に相談し、赤ちゃんとママにあったお風呂デビューの時期を決めればいいのです。

赤ちゃんとのお風呂を快適・便利にするグッズも多くありますので、ママにとっても赤ちゃんにとってもお風呂が楽しく、心地のいいものになるよういろいろ試してみてください。

赤ちゃんと一緒のお風呂は、スキンシップが存分にできるチャンスです。ママもパパも、赤ちゃんと一緒に入るお風呂の時間を思う存分楽しんでくださいね。