離乳食が始まり、そろそろベビーチェアの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
ベビーチェアはダイニングテーブルの高さに合わせて置けるものや、床に置いて使うものなど用途に合わせて選ぶタイプが変わってくるため、どのベビーチェアを選んでいいのか迷ってしまうものです。
そこで本記事では、用途に合わせて長く使えるベビーチェアの選び方や、おすすめのチェア9選を紹介します。
子どもが座りやすく、使い勝手のよいベビーチェアをお探しの方は、ぜひ是非お役立てください。
ベビーチェアの失敗しない選び方とは?
「なるべく部屋になじむカラーを選びたい!」「長く使えるものがいい!」など人によって、ベビーチェアに求める条件も変わってきます。
ベビーチェア選びで後悔しないためには、以下の4つの点を確認しましょう。
- タイプで選ぶ
- 価格で選ぶ
- 機能で選ぶ
- 安全性で選ぶ
それでは、ベビーチェアの選び方を1つずつみていきましょう。
タイプで選ぶ
ベビーチェアは高さや使う場所によって、主に3つのタイプに分かれます。
タイプ | 特徴 |
ハイチェア | ・ダイニングテーブルで食事する方向け ・成長に合わせて長く使用できるものが多い |
ローチェア | ・ローテーブルで食事する方や大人の椅子の上に置いて使用したい方向け ・使用できる期間が限定される(0歳~3歳頃までなど) |
テーブルチェア | ・テーブルに備え付けて使用したい方やお出かけ先で使いたい方向け ・使用できる期間が短い |
成長に合わせて長く使用したいのか、家のどこに置いて使いたいのかなど使用する期間や場所、予算に合わせて検討しましょう。
使用期間やサイズ感など購入する条件をあらかじめ決めておけば、失敗することなく満足感の高いベビーチェアを選べます。
価格で選ぶ
ベビーチェアは、タイプや使われている素材などによって価格が変わってきます。
タイプ別でみるとハイチェアは比較的価格が高く、ローチェアやテーブルチェアは手頃な傾向があります。
また素材別でいえば、オーク材やブナ材など木材を使用しているものは価格が高いようです。
たとえば、なるべく価格を抑えてハイチェアを購入したい方は、木材を使用している部分が少なかったり、プラスチック製だったりするものを選ぶとよいでしょう。
機能で選ぶ
離乳食で使うためにテーブル付きのものを選びたい、成長に合わせて座板の高さを変えたいなど用途にあった機能を選ぶことがおすすめです。
たとえばベビーチェアを選ぶときには、以下の機能を確認しましょう。
- サイズ感(省スペースで置けるかなど)
- 重量感(動かしやすいかなど)
- 高さや座板の調整ができるか
- テーブルが取り外し可能か
- 手入れのしやすさ
- 正しい姿勢で座れるか
- 座り心地のよさ
- 折りたたみ式か
- 持ち運びやすさ
離乳食で使うためにベビーチェアを選ぶ場合は、手入れのしやすさも重要です。
ベビーチェアのパーツが細かかったり、すき間が多かったりすると食べこぼしが入り込んでしまい、掃除に手間がかかります。
テーブルを取り外せるタイプを選ぶと、手入れもしやすく、離乳食の時期が終わっても長く使用できることが多いです。
安全性で選ぶ
赤ちゃんは成長によって動き方も変わってくるため、ベビーチェアは安全性が高いものを選ぶと安心です。
安全性は、以下の点を確認して選ぶとよいでしょう。
- 転倒防止のためにベルトが付いているか
- 立ち上がり防止対策がされているか
- ハイチェアの場合は、足置き板があるか確認する
赤ちゃんが動くようになってくると離乳食をあげているときに立ち上がってしまい、転落する恐れもあります。
赤ちゃんの危険を回避できるように、ベビーチェアにどのような安全対策がされているのか確認しておきましょう。
用途別ベビーチェアのおすすめ9選
用途やタイプ別に、おすすめのベビーチェアを9つ紹介します。
- 1.ハイチェアの定番!ストッケ トリップ トラップ
- 2.マカロン色でおしゃれ!大和屋 アッフルチェア
- 3.パーツを買い足す必要なし!ビヨンドジュニア ハイチェア
- 4.価格を抑えて長く使える!ニトリ フリーチェア
- 5.床置きでも正しい姿勢で座れる!大和屋 すくすくローチェアII
- 6.お手入れ楽ちん!リッチェル 2WAYごきげんチェアK
- 7.大人の椅子にも置ける!バンボ マルチシート
- 8.持ち運びできる!イングリッシーナ ファスト
- 9.価格重視なら!西松屋 テーブルチェア 背もたれ付クールグレイ
ハイチェアやローチェア、テーブルチェアのなかから厳選しているので、ベビーチェアを選ぶときに、是非参考にしてください。
1.ハイチェアの定番!ストッケ トリップ トラップ
引用元:ストッケ公式サイト
トリップトラップは1972年にノルウェーで発売されて以来、ロングセラーのハイチェアです。北欧デザインで部屋になじなじみやすく、成長に合わせてカスタマイズできるので人気があります。
座板や足のせ板の高さが変えられるため、成長しても座れます。子どもが大きくなったら勉強机用の椅子として使うことも可能です。
トリップトラップは新生児用のセットや背もたれとガードがついたベビーセットなど取り付けられるパーツの種類も豊富なため、必要に応じてカスタマイズできます。
価格 | 32,857円 (ナチュラル、ホワイトアッシュのみ36,300円) |
サイズ | 幅49× 奥行46 ×高さ79cm |
重量 | 6.471kg |
カラー | 12色(ナチュラル、ホワイトアッシュ、ホワイト、ブラック、ヘイジ―グレー、ストームグレー、ウォールナットブラウン、ウォームレッド、モスグリーン、ソフトミント、セレーヌピンク、サンフラワーイエロー) |
対象 | 生後6か月~大人まで(体重136kgまで) ※別途パーツが必要な場合あり |
2.マカロン色でおしゃれ!大和屋 アッフルチェア
引用元:大和屋公式サイト
アッフルチェアはテーブルの位置を変えられるため、ダイニングテーブルに付けて座らせたり、テーブルを前面に出して使ったりと使い勝手のよいベビーチェアです。
テーブルやカードは取り外し可能で、成長に合わせて座板や足のせ板の位置を調整できるため、長く使えます。
アッフルチェアは、シェルブルーやミルクピンクなど淡く優しいマカロンカラーが特徴で、部屋のなかに彩りをプラスしてくれます。ベビーチェアのカラーに合わせた専用のチェアクッションなど、付属品の種類も豊富です。
価格 | 20,680円 |
サイズ | 約幅49.5×奥行59.2×高さ81cm |
重量 | 約9.5kg |
カラー | 6色(ピュアナチュラル、シェルブルー、ハーブグリーン、ミルキーピンク、ソフトラベンダー、クリームイエロー) |
対象 | 7か月頃から大人まで(体重70kgまで) |
3.パーツを買い足す必要なし!ビヨンドジュニア ハイチェア
引用元:Abiie公式サイト
ビヨンドジュニアのハイチェアは、クッションやテーブルカバー、ハーネスがはじめからセットになっているため、パーツをあとから買い足す必要がありません。
他メーカーでは、クッションやハーネスなどのパーツは別売りであるのことが多く、ベビーチェアと合わせて購入する必要があります。どのような付属品を買い足せばいいのか迷ってしまう方に、おすすめです。
座板や足のせ板は工具を使わずにかんたんに調整できるので、高さの変更に手間もかかりません。
価格 | 26,400円 |
サイズ | 幅50×奥行54×高さ89cm |
重量 | 8.5kg |
カラー | 5色(ナチュラルウッド × オリーブ、ナチュラルウッド × ブラックパール、ナチュラルウッド × ラズベリー、ナチュラルウッド × ブルーベリー、マホガニーウッド × クリームホワイト) |
対象 | 約6か月頃〜大人まで(耐荷重90kgまで) |
4.価格を抑えて長く使える!ニトリ フリーチェア
引用元:ニトリ公式ページ
ニトリのフリーチェアは、低価格で長く使えるハイチェアです。座板や足のせ板の高さを変えられ、落下防止ガードを取り外せるので、成長しても使い続けられます。
カラーやデザインもシンプルで部屋になじみやすく、飽きのこないデザインです。
価格 | 11,900円 |
サイズ | 幅46×奥行52×高さ80cm |
重量 | 約6kg |
カラー | 3色(ライトブラウン、ミドルブラウン、ダークブラウン) |
対象 | 赤ちゃんから大人まで(耐荷重約60kg) |
5.床置きでも正しい姿勢で座れる!大和屋 すくすくローチェア II
引用元:大和屋公式サイト
すくすくローチェア IIは、ローテーブルで食事をしている家庭にぴったりのローチェアです。座板と足のせ板の位置を変えられるため、正しい姿勢で座れます。
転落防止ガードやテーブルを取り外しできるため、5歳頃まで使用可能です。すくすくローチェア IIは、専用のクッションやチェアベルトなどの付属品もあるので自分好みにカスタマイズできます。
価格 | 12,980円 |
サイズ | 約幅48×奥行49×高さ52cm |
重量 | 約6.5kg |
カラー | 3色(ナチュラル、ライトブラウン、ダークブラウン) |
対象 | 7か月頃~5歳まで(体重約30kgまで) |
6.お手入れ楽ちん!リッチェル 2WAYごきげんチェアK
引用元:リッチェル公式サイト
2WAYごきげんチェアKは、食べこぼしが入り込んでしまうすき間もないので、食事離乳食のあとのお手入れもかんたんです。
床置きはもちろん、大人用の椅子に置いて使用できます。1.3kgと軽いため、持ち運びしやすく、部屋のさまざまな場所で活躍します。
価格も抑えめでコストパフォーマンスが高いベビーチェアです。
価格 | 5,500円 |
サイズ | テーブル取り付け時:幅35×奥行39×高さ22・27cm テーブル取り外し時:幅35×奥行33×高さ22・27cm |
重量 | 1.3kg |
カラー | 3色(ホワイト、ピンク、ブルー) |
対象 | 7か月頃~5歳まで |
7.大人の椅子にも置ける!バンボ マルチシート
引用元:バンボ公式オンラインショップ
バンボのマルチシートは床置きだけではなく、大人用の椅子に置いて使えます。場所を選ばずに座らせられるので、赤ちゃんに少しだけ待っていてほしいときにも便利です。
赤ちゃんの成長やテーブルに合わせて、4cm高さを調整することもできます。
テーブルは取り外し可能で、椅子の裏側に収納できるようになっています。つなぎ目がないので手入れもしやすく、離乳食の時間に重宝するベビーチェアです。
価格 | 11,000円 |
サイズ | 幅38cmx奥行35cmx背もたれ高さ30cm、背もたれ幅36cm |
重量 | 1.88kg |
カラー | 8色(サンドベージュ、クールグレー、ヘムロックグリーン、サクラピンク、パウダーブルー、ミモザイエロー、グレープ、コーラルオレンジ) |
対象 | 6か月頃~3歳まで(体重15kgまで) |
8.持ち運びできる!イングリッシーナ ファスト
引用元:イングリッシーナ公式サイト
イングリッシーナのファストは、部屋のなかで場所を取らずに置くことができ、お出かけ先でも使えるテーブルチェアです。
家で使うときはダイニングテーブルに付けるだけで座らせられるので、ベビーチェアの置き場所に困ったり、ベビーチェアの脚が掃除の邪魔になったりすることもありません。フレームを外せばシートを洗えるので、清潔に保つことができます。
持ち運びできる収納バッグも付いているため、外食時や帰省先でも気軽に使用できます。
価格 | 11,000円 |
サイズ | 使用時:幅35×奥行42×高さ27cm トレー装着時:幅40×奥行52×高さ27cm 折りたたみ時:幅35×奥行42×高さ10cm |
重量 | 1.9kg(トレー込2.2kg) |
カラー | 4色(カプチーノ、ピスタチオ、ブルーグレー、チャコール、レッド、ライム) |
対象 | 5か月頃~3歳まで(体重15kgまで) |
9.価格重視なら!西松屋 テーブルチェア 背もたれ付クールグレイ
引用元:西松屋公式サイト
西松屋のテーブルチェアは、価格重視で選びたい方におすすめのテーブルチェアです。シートは外して洗えるので、汚れてしまっても安心です。
折りたたんで持ち歩けるため、よく遊びに行く祖父母の家などに置いて使うこともおすすめです。低価格なので、家でハイチェアやローチェアを使っている方もお出かけ用のベビーチェアとして役立ちます。
価格 | 3,518円 |
サイズ | 約幅38×奥行37×高さ56.5cm |
重量 | 約2.0kg |
カラー | 1色(グレー) |
対象 | 5か月~3歳まで(体重約15kgまで) |
おすすめのベビーチェアのよくある質問
ベビーチェアに関してよくある質問は、以下のとおりです。
- 成長に合わせて買い換えた方がいいの?
- ベビーチェアの付属品も買う必要があるの?
- もしベビーチェアが故障したら修理はどうするの?
- ベビーチェアのテーブルは取り外しできるの?
- 不要になったベビーチェアはどうしたらいいの?
ベビーチェアを選ぶときに気になる質問を解説します。
成長に合わせて買い換えた方がいいの?
ハイチェアの場合は、成長に合わせて座板の位置を変えられるなど大人が座っても問題ないように設計されていることが多く、買い換えせずに使えます。
ローチェアやテーブルチェアは赤ちゃんに合わせて設計されているため、成長に合あわせて買い換えが必要です。
ただし大人用の椅子に乗せて使うタイプのローチェアを選べば、成長したらローチェアを外して大人用の椅子にそのまま移行することもできるでしょう。
ベビーチェアの付属品も買う必要があるの?
ベビーチェアによっては、テーブルやクッション、ベルトなどが別売りのケースもあります。
たとえば、ストッケの「トリップトラップ」を新生児から使いたい場合は、ニューボーンセットの取り付けが必要です。
ベビーチェアを検討する際には、使用したい月齢や機能に合あわせてどの付属品が必要になりそうか確認しておきましょう。
もしベビーチェアが故障したら修理はどうするの?
もしベビーチェアが故障してしまったら、購入したメーカーに連絡しましょう。
メーカーの保証に加入している場合は、保証内容を改めて確認してから窓口に問い合わせするとよいでしょう。
ベビーチェアのテーブルは取り外しできるの?
ベビーチェアによりますが、テーブルを取り外しできるタイプも多くあります。検討しているベビーチェアが、テーブルを取り外せるかを確認しておきましょう。
テーブルが取り外せるタイプであれば、食べ汚しなどの掃除がしやすく、成長しても使用できます。
不要になったベビーチェアはどうしたらいいの?
不要になったベビーチェアは、リサイクルショップやフリマアプリで売却したり、人に譲ったりするとよいでしょう。
処分する場合は、自治体のルールに従って粗大ゴミに出すことも可能です。
まとめ:用途や予算に合わせて最適なベビーチェアを選ぼう
ベビーチェアはさまざまなメーカーから販売されていて、タイプや機能も変わるため、どのベビーチェアを選べばいいのか迷ってしまうものです。
ダイニングテーブルでの食事で使うのか、床に置いて使うのかなど用途や住環境によって、ぴったりなベビーチェアは変わってきます。赤ちゃんがご機嫌に過ごせるように座り心地のいいものや、正しい姿勢で座れるものなどを選ぶのも1つの手です。
ベビーチェアを選ぶときは、使用する期間や置く場所などライフスタイルにあったものを選びましょう。