「よく転ぶ我が子のためにベビーマットで対策したい」
「階下への防音対策にはどんなベビーマットが良い?」
と考えている人も多いのではないでしょうか。
子どもが寝返りを打つようになり、次第にハイハイやよちよち歩きを始めると、嬉しい半面「転んで頭を打たないか」「下の階に音が響いていないか」など、心配事も増えるでしょう。
そこで今回は、ベビーマットの失敗しない選び方と、おすすめのベビーマット9選を紹介します。
「ベビーマットはいつからいつまで使う?」「敷きっぱなしでも大丈夫?」といった、よくある質問にも答えていくので、ぜひ参考にしてください。
ベビーマットの失敗しない選び方
ベビーマット選びに失敗しないためのポイントは、次の5つです。
- 用途に合わせてタイプを選ぶ
- 素材で選ぶ
- 厚さや安全性をチェックする
- お手入れしやすいものを選ぶ
- デザインで選ぶ
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
用途に合わせてタイプを選ぶ
ベビーマットは、大きく分けると下記の3タイプがあります。
- ジョイントマットタイプ
- 折りたたみ式マットタイプ
- ソフトマットタイプ
それぞれの特徴を知ったうえで、用途に合ったものを選ぶのがおすすめです。
ジョイントマットタイプ
部屋の床一面をカバーしたいときに特におすすめなのが、パズルのピースのように1枚1枚つなぎ合わせて使うジョイントマットタイプです。
カッターなどを使ってマットを自由にカットでき、細かいサイズ調整がしやすいため、柱などの出っ張りがある部屋にもぴったりフィットします。
また、摩耗して傷んでしまった部分や、落書きされてしまった部分をピンポイントで取り外して交換できるところも、ジョイントマットタイプならではの魅力です。
ただ、ジョイント部分(つなぎ目)の隙間から食べかすなどの細かいゴミが落ちて床に溜まりやすい点や、子どもがマットの一部を取り外して遊んでしまうことがある点などには注意が必要です。
折りたたみ式マットタイプ
マットを頻繁に出し入れしたい場合や、持ち運んで使いたい場合には、軽量かつコンパクトに折りたためる、折りたたみ式マットタイプが便利です。
使い終わったあとは、屏風(びょうぶ)のように立てて干しておくこともできるため、マットの湿気対策もラクに行えます。
また、ジョイントマットのようなつなぎ目がないので、マットの隙間からゴミが落ちて床に溜まる心配もほとんどありません。
ソフトマットタイプ
肌当たりの柔らかい綿素材のキルティングなどで作られたソフトマットタイプは、クッションとラグの中間のようなイメージ。
他のタイプに比べて防音効果や衝撃吸収性能はそれほど高くないものの、写真映えする可愛いデザインのものが多く、ベビーフォト用のアイテムとしても人気があります。
また、洗濯ネットに入れて洗濯機で丸洗いできるものが多いため、お手入れが簡単なところも大きなメリットです。
素材で選ぶ
マットの素材は、コルク、PE(ポリエチレン)、PU(ポリウレタン)、PVC(ポリ塩化ビニル)、綿(コットン)など、さまざまな種類があるので、素材ごとの特徴を理解して用途に合ったものを選びましょう。
コルク
コルク樫の樹皮の組織を加工した素材で、弾力性、通気性、断熱性、耐火性、耐水性、防音性が高く、すべりにくいのが特徴です。
ただし、紫外線によって変色しやすいため、日当たりの良い部屋で使う場合は、色褪せすることを前提として考えておく必要があります。
PE(ポリエチレン)
ポリ袋や食品ラップなどにも使われている、身近なプラスチック素材の一種です。
寒さに強い点や水がしみ込まない点、低価格で手に入りやすい点などが主なメリット。ただし、強い衝撃によって変形しやすい点や、キズがつきやすい点には注意が必要です。
PU(ポリウレタン)
ゴムのように伸縮性のあるプラスチック素材で、断熱材や防音材、食器洗い用スポンジや靴底など、さまざまな用途で使われます。
衝撃吸収性能が高く、引っ張り強度もあるため破れにくい点がメリットですが、湿気が多い場所に長時間置いたり、濡れたまま放置したりすると劣化しやすいという特徴もあります。
PVC(ポリ塩化ビニル)
クッション材や断熱材、防音材のほか、衣服やバッグ、ソファーの張地などにも使われる合成樹脂(プラスチック)の一種です。
軽くて耐久性が高い点や難燃性で燃えにくい点、耐候性に優れているため日光や温度・湿度の影響を受けにくい点が主なメリット。ただし、65℃から85℃で軟化するため注意が必要です。
綿(コットン)
綿の種子から取れる繊維で、吸水性や通気性、保温性に優れています。
洗濯すると縮みやすいという特徴がありますが、肌触りがよく、デリケートな赤ちゃんにも安心して使える素材です。
厚さや安全性をチェックする
ベビーマットを選ぶときは、厚さをチェックすることも欠かせません。特に防音の効果を高めたい場合は、2cm以上の厚みがあるベビーマットがおすすめです。
ただし、厚ければ厚いほど良いというわけではなく、薄手のベビーマットにはロボット掃除機が使えたり、つまずきにくかったりするというメリットがあるため、用途に合った厚さを選ぶことが大切です。
また、安全な素材が使われているか、滑り止め加工がされているかなど、安全性もチェックしましょう。床暖房の家庭は、素材によっては使えないものがあるため、床暖房対応のものを選ぶと安心です。
お手入れしやすいものを選ぶ
子どもが使うベビーマットは汚れやすいため、お手入れしやすいものを選ぶのがおすすめです。
防水・撥水加工がされているものなら、ヨダレや吐き戻し、こぼした飲み物などもサッと水拭きできてお手入れが簡単。洗濯機で丸洗いできるものも、ラクに清潔に使えて便利です。
デザインで選ぶ
ベビーマットは、どんな部屋にもなじみやすいシンプルなものやおしゃれなもの、子どもが喜びそうな可愛いものなど、さまざまなデザインがあります。
家族の好みや部屋の雰囲気に合った、お気に入りのデザインを選びましょう。
ベビーマットのおすすめ9選
ケガ防止や防音にも役立つ、おすすめのベビーマット9選を紹介します。
- タンスのゲン 抗菌防臭コルクマット大判
- タンスのゲン ヘリンボーン柄ジョイントマット大判
- おうち育ちLABO ジョイントマット いろ・いろフィット
- カラズ(Caraz)プレイマット クリーン
- ネビオ(Nebio)折りたたみプレイマット プレット
- ファングー(fungoo)極厚2cm折り畳みベビープレイマット
- パークロン(PARKLON)やわらかクッションマット
- プッパプーポ(PUPPAPUPO)サニーマット 【イブル モロッカン】
- スイートマミー(SweetMummy)サニーマット
それぞれの特徴やおすすめポイントについて、順番に見ていきましょう。
1.タンスのゲン 抗菌防臭コルクマット大判
引用元:タンスのゲン楽天市場
高品質な大粒コルクを使用したジョイントマットは、通気性や保温性が高いのが特徴。夏は涼しく冬は暖かいので、オールシーズン快適に使えます。
また、コルクは滑りにくい素材なので、子どもが靴下を履いたままマットの上を走っても、ツルっと滑って転んでしまう心配が少なく安心です。
耐熱温度は70℃で、床暖房やホットカーペットにも対応。水拭きもできるため、お手入れも簡単です。
価格 | 10,499円(税込) |
サイズ | 1マス約45cm角×64枚 厚さ:0.8cm |
素材 | コルク、PE樹脂 |
仕様 | 水拭き可能、床暖房対応(耐熱温度約70℃)、防音、抗菌、サイドパーツ付き、カット可能、品質検査済み |
2.タンスのゲン ヘリンボーン柄ジョイントマット大判
引用元:タンスのゲン楽天市場
おしゃれなヘリンボーン柄のジョイントマットは、ナチュラルテイストのお部屋にぴったり。組み方次第でシンプルな斜めの木目調にもできます。
1マス約59cm角の大判タイプなので、一般的なサイズのジョイントマットに比べて必要枚数が少なく、設置時間を大幅に短縮できるのも魅力です。
遮音等級は、5段階評価の上から2番目にあたるΔLL-4等級。子どもが走り回ったり飛び跳ねたりする音を軽減できるため、階下への防音対策にも役立ちます。
価格 | 7,499円(税込) |
サイズ | 1マス約59cm角×32枚(約463.5×233.5cm対応、6畳分) 厚さ:1cm |
素材 | 表面:OPP、本体:PE樹脂 |
仕様 | 1級防音(ΔLL-4等級)、抗菌・防臭、床暖房対応(耐熱温度約80℃)、水洗い可能、サイドパーツ付き、カット可能、品質検査済み |
3.おうち育ちLABO ジョイントマット いろ・いろフィット
引用元:インテローグ楽天市場
柔らかい印象のパステルカラーから落ち着いた色味まで、豊富なカラーバリエーションが魅力のジョイントマット「いろ・いろフィット」。
衝撃吸収性や防音性に優れ、遮音等級は5段階評価でもっとも高いΔLL-5等級です。
また、濡れたり擦ったりしても色落ちしにくく、丸洗いもできるため、日々のメンテナンスも簡単に行えます。
価格 | 6,403円(税込) |
サイズ | 1マス約45cm角×48枚(約250×350cm対応、6畳分) 厚さ:1cm |
素材 | PE |
仕様 | 床暖房対応(耐熱温度約90℃)、抗菌防臭、特級防音(ΔLL-5等級)、防水、丸洗い可能、カット可能、品質検査済み |
4.カラズ(Caraz)プレイマット クリーン
引用元:Caraz楽天市場店
約4cmのしっかりとした厚みがあるカラズの「プレイマットクリーン」は、高密度PEを8層に重ねているのでへたりにくく、防音性や衝撃吸収性もバツグンです。
また、折りたたみ式にもかかわらず、一面に溝ができないシームレス仕様のため、溝にゴミが入り込んでしまう心配がありません。
カバーは防水性・防汚性に優れたPU素材を使用。ジュースなどをこぼしてしまってもサッと水拭きするだけでキレイな状態を保てます。
価格 | 21,800円(税込) |
サイズ | 140×200cm 厚さ:4cm |
素材 | カバー:PU、中材:PE |
仕様 | 生活防水、防汚、防音、防炎、床暖房対応(耐熱温度45℃)、隠しジッパー、品質検査済み |
5.ネビオ(Nebio)折りたたみプレイマット プレット
引用元:ネビオ公式楽天市場店
2畳分以上の広さがあるネビオの折りたたみプレイマット「プレット」は、ジャングルジムやブランコなど、室内で使う大型遊具の下に敷くマットとしても役立ちます。
約3cmの厚みがあるマットの中材には、3重の発泡ポリエチレンフォームを使用。衝撃に強く、防音性や吸音性もあるので、階下に音が響きにくいのが特徴です。
大判のマットは取り回しが不便なケースもありますが、プレットは2つのパーツに分けてそれぞれを折りたためるため持ち運びやすく、収納場所にも困りません。
価格 | 14,800円(税込) |
サイズ | 200×250cm(200×125cm2枚をテープでつなげて使う) 厚さ:3cm |
素材 | カバー:PU、中材:EPE(高密度発泡ポリエチレン) |
仕様 | 生活防水、裏面滑り止め加工、騒音緩和、床暖房対応(耐熱温度45℃) |
6.ファングー(fungoo)極厚2cm折り畳みベビープレイマット
引用元:バリュープライス楽天市場店
子育て中のママが企画開発し、保育士が監修して誕生したファングーのベビープレイマットは、使いやすさや安全性が評価され、多くの保育施設やレジャー施設などで使われています。
マットに使用されている高密度XPE素材は、日当たりのいい場所で使っても劣化しにくいのが特徴。耐久性、クッション性、引き裂き強度が高く、長く快適に使えます。
また、有害物質が一切使われていないため、マットをなめたり、顔をこすりつけたりしても安心。さらに、表面と裏面の両方に滑り止め加工が施されているのも嬉しいポイントです。
価格 | 7,898円(税込) |
サイズ | 178×198cm 厚さ:約2cm |
素材 | XPE |
仕様 | リバーシブル、生活防音、防水、防汚、抗菌防臭、床暖房対応、両面とも滑り止め加工、耐火性、品質検査済み |
7.パークロン(PARKLON)やわらかクッションマット
インテリアを邪魔しないシンプルな柄と、キッズ向けの可愛い柄がリバーシブルになっているパークロンの「やわらかクッションマット」。
厚さが1.2cmあり、衝撃吸収性やクッションの復元性、耐久性にも優れているため、長く安全に使えます。
また、耐熱温度は40℃で、床暖房やホットカーペットにも対応。抗菌、防臭、防水、防カビ加工が施されているため、日々のメンテナンスも手間いらずです。
価格 | 24,000円(税込) |
サイズ | 130×190cm 厚さ:1.2cm |
素材 | PVC |
仕様 | 抗菌、防臭、防カビ、生活防水、床暖房対応(耐熱温度40℃)、品質検査済み |
8.プッパプーポ(PUPPAPUPO)サニーマット 【イブル モロッカン】
プッパプーポの「サニーマット【イブル モロッカン】」は、ふんわりとした中綿入りキルティングを使用した、厚さ約2cmのサークル型ソフトマットです。
マットの表面は肌当たりのやわらかい綿100%素材のため、お肌のデリケートな赤ちゃんも安心して使えます。
マットの裏側には滑り止め加工付き。洗濯ネットを使えば自宅の洗濯機で丸洗いもできるため、お手入れが簡単です。
価格 | 7,290円(税込) |
サイズ | 直径:約110cm(タッセル部分を除くと約100cm) 厚さ:約2cm |
素材 | キルト表面・タッセル:綿100%、裏面・中綿:ポリエステル100% |
仕様 | ボンディング(滑り止め)加工、洗濯機で丸洗い可能、品質検査済み |
9.スイートマミー(SweetMummy)サニーマット
引用元:スウィートマミー本店
おしゃれなチュール付きフリルが目を惹くスウィートマミーの「サニーマット」は、約3cmのしっかりとした厚みがある中綿を使用しています。
敷くだけでその場所が可愛いスペースになるため、月齢フォトや寝相アートなど、ベビーフォトを撮影する際の小物としても活用できます。
マットの裏面は滑り止め加工付き。表面はツルっとしていて毛羽立ちにくい綿素材で、季節を問わず快適に使えます。
価格 | 5,990円(税込) |
サイズ | 直径:約126cm(フリル部分を除くと約100cm) 厚さ:約3cm |
素材 | カバー表面:綿100%、中綿・裏地・滑り止め側の別布・チュール:ポリエステル100% |
仕様 | 丸洗い可能、裏は滑り止め加工付き、品質検査済み |
ベビーマットに関するよくある質問
ここからは、ベビーマットに関する以下のような質問に答えていきます。
- ベビーマットのいろいろな使い道とは?
- ベビーマットはいつからいつまで使う?
- ベビーマットが滑るときはどうすればいい?
- ベビーマットは敷きっぱなしでも大丈夫?
それぞれの回答を見ていきましょう。
ベビーマットのいろいろな使い道とは?
赤ちゃんが転倒したときのケガ防止や防音のために使うほか、次のような用途でも使われています。
- おむつ替えマットとして
- 遊び場として
- マット運動用に
- ジャングルジムの下敷きに
- レジャーシートとして
- ヨガやストレッチ用のマットとして
- ベビーマッサージ用のマットとして
- お昼寝用のマットとして
- 写真撮影用の小物として
ベビーマットはいつからいつまで使う?
家庭によって異なりますが、ケガ防止や防音などの用途としては、寝返りが打てるようになる頃(4〜6ヶ月頃)から2歳頃まで使うことが多いです。
ただ、月齢フォトの撮影用やオムツ替え用、お昼寝用などにベビーマットを使いたい場合は新生児期から使用するため、早めに用意しておくと長く使えます。
ベビーマットが滑るときはどうすればいい?
マットの裏に滑り止め加工が施されていないものは、子どもがマットの上で激しく動いたときなどに、滑ってズレてしまうことがあります。
そんなときは、市販されているマットやカーペット用の滑り止めシートを利用するのがおすすめです。
ベビーマットは敷きっぱなしでも大丈夫?
ベビーマットを敷きっぱなしにすると、マットの下にゴミやホコリが溜まったり、カビが生えたりすることがあるため要注意です。
家族の健康のためにも、マットの下はこまめに掃除しましょう。
まとめ:使い勝手が良いおしゃれなベビーマットを選ぼう
一口にベビーマットと言っても、ベビーマットにはさまざまな種類があります。
部屋全体に敷き詰めたい場合はジョイントマット、出し入れや持ち運びの手軽さを求めるなら折りたたみ式マット、肌当たりの柔らかさや洗濯のしやすさならソフトマットがおすすめです。
ぜひ今回の内容を参考に、あなたの家庭にぴったりのベビーマットを見つけてくださいね。