- 赤ちゃんのげっぷがなかなか出なくて心配になる
- 授乳後にげっぷをさせる方法がわからない
- 授乳後にげっぷをさせないとどうなるのか不安になる
授乳後に赤ちゃんがげっぷをしなくて困っていませんか?げっぷが出ない状態で赤ちゃんを寝かせても良いのかと不安に思っている方は多いはずです。
この記事では赤ちゃんにげっぷをさせる理由や基本的な出し方、上手に出すコツを解説します。記事を読めばげっぷに関する不安が解消し、赤ちゃんとの授乳後のひとときをより穏やかな気持ちで過ごせるようになります。
授乳後に赤ちゃんのげっぷが出なくても焦る必要はありません。まずは基本の姿勢やげっぷを出すコツを試してみて、赤ちゃんに合う方法を見つけましょう。
赤ちゃんにげっぷをさせる理由
赤ちゃんは、まだ自分一人ではうまくげっぷを出せません。授乳後はパパやママが手助けしてげっぷをさせてあげましょう。赤ちゃんにげっぷをさせる理由は以下のとおりです。
- 授乳中に飲み込んだ空気を外に出すため
- 吐き戻しやお腹の張りを防ぐため
授乳中に飲み込んだ空気を外に出すため
赤ちゃんにげっぷをさせる理由は、授乳時に母乳やミルクと一緒に飲み込んでしまった空気を外に出してあげるためです。赤ちゃんの胃は大人と比べて容量が小さく、胃の入り口の筋肉もまだ発達していないため、空気が溜まりやすい構造になっています。
胃の中に溜まった空気は赤ちゃんに不快感を与えます。赤ちゃんの不快感を和らげるためにも、げっぷをさせて胃の中の空気を外に出してあげましょう。
吐き戻しやお腹の張りを防ぐため
授乳後に赤ちゃんにげっぷをさせると、ミルクの吐き戻しやお腹の張りを防げます。赤ちゃんがげっぷをすることによって胃の中に溜まった余分な空気が抜け、お腹の張りが和らぐためです。胃の中のミルクが空気と一緒に押し上げられて吐き戻されるのを防ぐ効果もあります。
赤ちゃんのげっぷの出し方|基本の3つの姿勢
赤ちゃんのげっぷを出す基本的な姿勢は以下の3つです。
- 縦抱きで肩に乗せてげっぷを出す
- 膝の上に座らせてげっぷを出す
- 太ももや腕の上でうつ伏せにしてげっぷを出す
縦抱きで肩に乗せてげっぷを出す
授乳後は、赤ちゃんを縦抱きにしてパパやママの肩に乗せるとげっぷが出やすくなります。げっぷを促すときは赤ちゃんのあごを肩に乗せ、背中をまっすぐに保ちましょう。赤ちゃんの体を少し前傾させると、げっぷが出やすくなります。
縦抱きする際は片手で赤ちゃんのお尻や背中を支えます。赤ちゃんの首がすわっていない時期は、首と頭をしっかり支えてください。もう片方の手で背中を下から上へ優しくさすったり、軽くトントンとたたいたりします。赤ちゃんの様子を見ながら、げっぷが出るまで数分間続けます。
げっぷが出たら、首をしっかりと支えながらゆっくりと横に抱き直してあげましょう。
膝の上に座らせてげっぷを出す
赤ちゃんを膝の上に座らせて背中を優しくさすったり軽くたたいたりすることも、げっぷを促すのに効果的です。以下の手順で赤ちゃんにげっぷを促してあげましょう。
- パパやママの膝の上に赤ちゃんを座らせ、やや前かがみの姿勢にする
- 片手で赤ちゃんのあごから胸を支える
- もう片方の手で背中を優しくさすったり、軽くトントンとたたいたりする
赤ちゃんの様子を見ながら、数分間膝の上に座らせてげっぷを促してあげましょう。げっぷが出たら「スッキリしたね」と赤ちゃんに声をかけ、優しく抱っこしてあげてください。
太ももや腕の上でうつ伏せにしてげっぷを出す
縦抱きや膝の上に座らせてもげっぷが出ないときは、赤ちゃんを太ももや腕の上でうつ伏せにしてげっぷを促してみましょう。赤ちゃんをうつ伏せにして太ももや腕の上に乗せるときは、頭の位置を少し高くするとげっぷが出やすくなります。うつ伏せにするときは鼻や口がふさがるのを防ぐため、赤ちゃんの顔を横向きにしてあげることが重要です。
片手で赤ちゃんを支え、もう片方の手で背中を優しくさすったり、軽くトントンとたたいたりしてげっぷを促します。赤ちゃんの様子を見ながら、数分程度続けてみてください。げっぷが出たら、お腹を圧迫しないよう優しく抱き上げ、赤ちゃんを安心させてあげましょう。
赤ちゃんのげっぷを上手に出すコツ
赤ちゃんのげっぷを出すにはコツがいります。げっぷがなかなか出なくて困ったときは、以下のポイントを意識してみましょう。
- 赤ちゃんの背中をさする・たたく
- 赤ちゃんの背中を伸ばす
- 授乳の途中で一度げっぷをさせる
- 赤ちゃんの体勢を変えてみる
赤ちゃんの背中をさする・たたく
赤ちゃんの背中を優しくさすったり軽くトントンとたたいたりすると、げっぷを促せます。赤ちゃんの背中をさするときは、下から上に向かってさすりましょう。背中をたたくときは、赤ちゃんの様子を見ながら手のひら全体を使って優しくたたきます。
数分間赤ちゃんの背中をさすったりたたいたりして、げっぷが出たらゆっくりともとの姿勢に戻してあげましょう。
赤ちゃんの背中を伸ばす
げっぷを上手に出すためには、赤ちゃんの背中をまっすぐに伸ばすことがポイントです。赤ちゃんの背中をまっすぐに伸ばしてあげると胃の中に溜まった空気が上に集まるため、げっぷが出やすくなります。
ただし、赤ちゃんが嫌がっているときは無理に背中を伸ばす必要はありません。赤ちゃんの様子を確認し、優しく声をかけながら背中を伸ばしてあげましょう。
授乳の途中で一度げっぷをさせる
授乳の途中で一度げっぷをさせてあげると胃の中の空気を外に出しやすくなり、赤ちゃんが残りの母乳やミルクを楽に飲めるようになります。授乳の途中で一度げっぷをさせることで、吐き戻しやお腹の張りを防ぐ効果もあります。
赤ちゃんの様子を見ながら、以下のタイミングでげっぷを促してみましょう。
- ミルクの場合:半分ほど飲んだとき
- 母乳の場合:片方のおっぱいからもう片方に移るとき
授乳を中断するときは、赤ちゃんがびっくりしないように「一度げっぷしてスッキリしようね」と優しく声をかけてあげましょう。
赤ちゃんの体勢を変えてみる
げっぷが出ないときは一度赤ちゃんの体勢を変えてみましょう。赤ちゃんの体勢を変えると胃の中の空気が移動し、げっぷが出やすくなります。赤ちゃんの様子を見ながら、以下の体勢に変えてみてください。
- 縦抱きから、膝の上で前かがみに座らせる体勢に変える
- 体を左右にゆっくり傾ける
体勢を変えるときは赤ちゃんの首や体をしっかり支え、優しく声をかけながらげっぷを促しましょう。
赤ちゃんのげっぷが出ないときの対処法
赤ちゃんにげっぷを促しても出ないときがありますが、不安に感じる必要はありません。赤ちゃんのげっぷが出ないときの対処法は以下のとおりです。
- 5分ほど粘って出ないなら一度切り上げる
- 赤ちゃんが寝てしまったら無理に起こさない
- 仰向けで寝かせる
5分ほど粘って出ないなら一度切り上げる
5分程度粘ってもげっぷが出ない場合は、一度切り上げましょう。赤ちゃんが空気をあまり飲み込んでいないか、体質的にげっぷが出にくい場合があるからです。げっぷを無理に出そうとすると赤ちゃんが疲れてしまうだけでなく、パパやママにとっても大きなストレスになってしまいます。
赤ちゃんの機嫌が良いときは、げっぷが出なくても問題ありません。赤ちゃんの機嫌が悪い場合は、抱っこしてあやすなど、赤ちゃんの気持ちに寄り添った対応をしましょう。
赤ちゃんが寝てしまったら無理に起こさない
赤ちゃんが寝てしまったときは、げっぷを出すために無理に起こす必要はありません。無理に起こすと赤ちゃんが不機嫌になったり、なかなか寝付けなくなったりすることがあります。げっぷがなかなか出なくても、おならやしゃっくりとして自然に排出されることが多いため、心配しすぎる必要はありません。
赤ちゃんが寝てしまった場合は、5分ほど縦抱きで赤ちゃんの様子を見ます。げっぷが出ないようなら赤ちゃんを平らで硬めの布団に寝かせます。赤ちゃんの顔色や呼吸に変わりがなくスヤスヤ眠っているなら、次の授乳まで見守りましょう。
仰向けで寝かせる
5分ほど粘ってもげっぷが出ないときは、赤ちゃんを仰向けで寝かせてあげましょう。赤ちゃんを眠らせるときは、必ず仰向けで、平らで硬い寝具に寝かせます。吐き戻しが心配な場合でも、赤ちゃんは仰向け寝が最も安全とされています。
横向き寝や、敷布団・マットレスの下にタオルなどを入れて頭側を高くする方法、傾斜のある寝具の使用は、窒息やSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが上がるため避けてください。
≫ 子ども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように ~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~」(外部サイト)
【月齢別の目安】赤ちゃんのげっぷはいつまで必要?
赤ちゃんが成長して体の機能が発達してくると、徐々にげっぷの手助けは不要になっていきます。 げっぷを卒業する時期までの流れを以下で確認しておきましょう。
- 新生児?生後3か月頃:毎回げっぷをさせる時期
- 生後3?6か月頃:げっぷが自然に出るようになる時期
- 生後6か月以降:げっぷのサポートを卒業する時期
新生児?生後3か月頃:毎回げっぷをさせる時期
新生児から生後3か月頃までは、毎回げっぷをさせることが重要です。赤ちゃんは胃の構造や消化機能が発達していないため、げっぷを促す必要があります。げっぷをさせることで赤ちゃんの不快感が軽減し、吐き戻しを防げます。
ただし、赤ちゃんの機嫌が良ければ無理にげっぷをさせる必要はありません。げっぷは毎回出ることもあれば、出ないこともあります。げっぷが出なかったからといって神経質になる必要はありません。赤ちゃんの様子を見ながら無理のない範囲でげっぷを促しましょう。
生後3~6か月頃:げっぷが自然に出るようになる時期
生後3~6か月頃になると、げっぷが自然に出せるようになります。赤ちゃんの首がすわり、寝返りができるようになると、お腹の空気が自然と排出されるようになるためです。赤ちゃんの授乳が上手になり、飲み込む空気の量が減ることも理由の一つです。
授乳後にげっぷが出なくても、赤ちゃんの機嫌が良ければ、無理に出させる必要はありません。赤ちゃんの様子を見ながら、げっぷをさせる必要があるか判断しましょう。
生後6か月以降:げっぷのサポートを卒業する時期
生後6か月以降になると、げっぷのサポートを卒業する時期です。赤ちゃんの胃の構造や消化機能が発達し、げっぷを自分で出せるようになります。授乳後にげっぷを促す必要はなくなりますが、赤ちゃんの様子を見ながら必要に応じてげっぷを促してあげましょう。
赤ちゃんのげっぷに関するよくある質問
赤ちゃんのげっぷに関するよくある質問を以下にまとめました。
- げっぷを出すときに吐き戻してしまっても大丈夫?
- 医師に相談したほうがいいケースは?
赤ちゃんのげっぷで悩んでいる方は参考にしてください。
げっぷを出すときに吐き戻してしまっても大丈夫?
赤ちゃんがげっぷを出すときに吐き戻してしまっても、基本的には心配ありません。赤ちゃんは胃の構造や消化機能が発達していないため、吐き戻しが起こりやすいからです。
母乳やミルクの吐き戻しの量が少なく、赤ちゃんの機嫌が良ければ問題ありません。吐き戻しの量が多い場合や赤ちゃんの機嫌が悪い場合は、医師に相談しましょう。
吐き戻しを防ぐためには、以下のような対策が効果的です。
- 授乳後に赤ちゃんを縦抱きにする
- 授乳の途中で一度げっぷをさせてみる
- 赤ちゃんの体勢を変えてみる
げっぷを促すときは、赤ちゃんの様子を見ながら無理のない範囲で行いましょう。
医師に相談したほうがいいケースは?
赤ちゃんの様子を観察していて気になる症状がある場合は、早めに医師に相談しましょう。赤ちゃんのげっぷに関して医師に相談したほうがいいケースは以下のとおりです。
- げっぷを出すときに吐き戻しが頻繁に起こる
- げっぷを出すときに赤ちゃんが苦しそうな様子を見せる
- げっぷを出すときに赤ちゃんが泣き止まない
授乳直後に毎回、噴水のように激しく吐き戻す場合や、吐いたものに血や黄色い胆汁が混じっている場合はすぐに医師に相談しましょう。赤ちゃんに気になる症状が見られる場合も、ミルクの回数や吐いたときの状況をメモして医師に相談しましょう。
赤ちゃんのげっぷが出なくても焦らず対応しよう
授乳後に赤ちゃんがげっぷをしなくても焦る必要はありません。赤ちゃんは胃の構造や消化機能がまだ未熟で、自力で空気を出す力が弱いため、げっぷが出にくいこともあるからです。赤ちゃんの成長とともに筋肉や消化器官が発達すれば、自然にげっぷを出せるようになります。
赤ちゃんのげっぷが出なくても焦らずに対応し、赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。赤ちゃんのげっぷに関する不安や疑問がある場合は、医師や助産師に相談することをおすすめします。