更新日:2026.03.27
妊娠
「赤ちゃんの性別はいつわかるの?」と気になっている妊婦さんは多いでしょう。性別はエコー検査で確認するのが一般的ですが、男の子と女の子では判明する時期に違いがあります。
この記事では、性別がわかる妊娠週数の目安や判定方法、判定精度や見間違いの原因について解説します。性別確認の参考にしてみてください。

「赤ちゃんの性別はいつわかるの?」と気になる方は多いでしょう。実は、性別が「決まる時期」と「わかる時期」は異なります。
それぞれ説明していきます。
赤ちゃんの性別は、受精した瞬間に決まっています。
性別を決めるのは「性染色体」です。母親の卵子は常にX染色体を持ち、父親の精子はXかYのどちらかを持っています。精子がX染色体を持っていれば女の子(XX)、Y染色体を持っていれば男の子(XY)になります。
つまり、赤ちゃんの性別は受精の瞬間にすでに決定しており、その後変わることはありません。
性別は受精時に決まりますが、外から確認できるようになるのは後のことです。
妊娠初期は、男の子も女の子も「生殖結節」と呼ばれる同じ突起状の構造をしており、見た目では区別がつきません。妊娠12週ごろから生殖結節が男女それぞれの形に分化し始め、週数が進むにつれて違いが現れてきます。
そのため、エコーで性別が確認できるのは一般的に妊娠14〜18週ごろになります。

赤ちゃんの性別は、妊婦健診の超音波検査(エコー)で確認するのが一般的です。ただし、男の子と女の子では性別がわかる時期に違いがあります。
それぞれ説明していきます。
男の子の場合、妊娠14〜15週ごろに性別が判明するケースが多いです。
妊娠12週ごろから生殖結節が外性器へと分化し始めます。エコーで足の間に陰茎(ペニス)と陰嚢(睾丸を包む袋状の部分)が確認できると、男の子と判定されます。男の子は外性器が比較的はっきり映るため、女の子より早く判明しやすい傾向があります。
ただし、赤ちゃんの向きや体勢によっては確認できないこともあります。
女の子の場合、妊娠17〜18週ごろに性別が判明するケースが多いです。
男の子と同様に生殖結節が分化した外性器を確認しますが、女の子はエコーで足の間に3本の平行な線(スリーラインサイン)として映ります。男の子と異なり外性器が映りにくく、「突起物が見えないから女の子の可能性が高い」と推測される場合もあります。
足を閉じていたり、へその緒が邪魔になったりすると、さらに判定が難しくなることがあります。
妊娠20週以降になると、外性器の発達が進みエコーでの判定精度が上がります。
妊娠14〜18週ごろでも性別が判明することはありますが、週数が早いほど誤判定のリスクも高まります。妊娠20週以降であれば、男の子・女の子ともに高い精度で判定できるため、より確実に性別を知りたい場合はこの時期まで待つのもひとつの方法です。
| 判明時期の目安 | 判定のしやすさ | |
| 男の子 | 妊娠14〜15週ごろ | 比較的わかりやすい |
| 女の子 | 妊娠17〜18週ごろ | わかりにくいことがある |
| 男女共通 | 妊娠20週以降 | より確実に判定できる |

エコー以外にも、性別がわかる検査があります。主な検査は下記の3つです。
いずれも本来は染色体異常を調べることを目的とした検査ですが、結果として性別も判明します。それぞれ説明していきます。
NIPTは、妊娠10週ごろから受けられる血液検査です。一般的に「新型出生前診断」とも呼ばれています。
母親の血液に含まれる赤ちゃんのDNAを解析することで、染色体異常の有無を調べます。性染色体も解析対象となるため、性別も高い精度で判明します。
エコーと比べて早い時期に性別がわかる点が特徴です。ただし、性別判定を目的とした検査ではないため、検査を受ける際は目的を正しく理解したうえで検討しましょう。
絨毛検査は、妊娠11〜14週ごろに受けられる検査です。
お腹に注射針を刺して胎盤の組織の一部である絨毛を採取し、染色体を調べます。絨毛は受精卵から発生するため基本的に赤ちゃんと同じDNAを持っており、染色体異常の有無を確定診断できます。性染色体も調べられるため、性別も判明します。
ただし、針を刺す検査のため、約1%の割合で流産のリスクが伴うといわれています。性別判定だけを目的に受ける検査ではありません。
羊水検査は、妊娠15〜16週ごろに受けられる検査です。
お腹に注射針を刺して羊水を採取し、羊水中に浮遊する赤ちゃんの体からはがれ落ちた細胞を培養して染色体を調べます。染色体異常の有無を確定診断でき、性染色体も調べられるため性別も判明します。
針を刺す検査のため、約0.3%の割合で流産のリスクが伴うといわれています。染色体異常の有無を確認することが主な目的です。

エコーによる性別判定は、医療技術の進歩により精度が上がっています。しかし、条件によっては見間違いが起きることもあります。精度の目安と、見間違いが起きる主な原因を説明します。
妊娠20週以降であれば、エコーによる性別判定の精度は非常に高くなります。ただし、エコー検査はあくまでも赤ちゃんの発育や健康状態を確認することが主な目的です。性別判定は検査の過程で得られる付加的な情報であるため、100%正確とは言い切れません。
見間違いが起きる原因としては、主に以下が挙げられます。
特に妊娠初期は見間違いが起きやすい時期です。より確実に性別を知りたい場合は、妊娠20週以降に再確認することをおすすめします。

ベビーナブとは、妊娠初期のエコー画像から通常より早く性別を予測できる方法です。欧米を中心に広まり、SNSでも話題になっています。
ただし、日本産婦人科学会では認められた方法ではないため、あくまで参考程度にとどめることが大切です。
それぞれ説明していきます。
ベビーナブでは、エコー画像に写る赤ちゃんの足の付け根にある生殖結節(小突起)の角度で性別を予測します。
背骨に対して生殖結節が30度以上立ち上がっていれば男の子、背骨とほぼ平行であれば女の子と予測します。判定に適した時期は妊娠10〜13週ごろで、通常のエコー検査による性別判明より7〜10週ほど早く予測できます。
ベビーナブが日本の医療機関でほとんど行われない理由は主に2つあります。
1つ目は、日本の妊婦健診は妊婦と赤ちゃんの健康状態の確認が目的であり、性別判定のためだけにエコー撮影を行う医療上の必要性がないためです。2つ目は、ベビーナブは日本産婦人科学会で認められた方法ではなく、判定精度の信頼性が確立されていないためです。
正確な性別確認は、妊婦健診のエコー検査で医師に確認しましょう。

妊娠中、赤ちゃんの性別にまつわるジンクスを耳にすることがあるかもしれません。
しかし、これらのジンクスに医学的根拠はなく、性別が決まる確率は男女ともに約2分の1です。参考程度に楽しむものとして捉えましょう。それぞれ説明していきます。
お腹の出方と性別に関するジンクスは、世界各国でみられます。「お腹が前に出ていると男の子、横に広がっていると女の子」といわれることが多いようです。
しかし、お腹の出方は赤ちゃんの位置や妊婦さんの体型・骨盤の形によって変わるものです。性別との医学的な関連はありません。
つわりと性別に関するジンクスでは、「つわりがひどいと男の子、軽いと女の子」といわれることが多いようです。
しかし、つわりの程度は妊娠によるホルモンバランスの変化やストレス、生活環境など、さまざまな要因が影響するものです。性別との医学的な関連はありません。
妊婦さんの顔つきと性別に関するジンクスでは、「顔つきが強ばっていると男の子、柔らかくなると女の子」といわれることが多いようです。
しかし、顔つきの変化はつわりや体調不良、ホルモンバランスの影響によるものです。性別との医学的な関連はありません。

赤ちゃんの性別が判明したら、「ジェンダーリビール」で家族や友人に性別を発表する方法があります。海外発祥の文化ですが、近年日本でもSNSを中心に広まっています。
やり方とポイントを説明します。
ジェンダーリビールとは、赤ちゃんの性別(Gender)を明らかにする(Reveal)お披露目イベントのことです。主催者によって、誰にサプライズするかが異なります。
実際に性別を発表する方法は、下記のようなものが代表的です。
いずれも男の子は青系、女の子はピンク系の色が使われることが一般的です。
ジェンダーリビールをする際は、事前に誰にサプライズするかを明確にしておくことが大切です。
特に妊婦さん自身もサプライズを受ける場合は、妊婦健診で医師から性別を伝えられないよう、事前にその旨を伝えておきましょう。
赤ちゃんの性別は受精の瞬間に決まりますが、エコーで確認できるのは一般的に妊娠14〜18週ごろです。男の子は妊娠14〜15週ごろ、女の子は妊娠17〜18週ごろに判明するケースが多く、妊娠20週以降はより確実に判定できます。
早めに性別を知りたい場合はNIPTや絨毛検査、羊水検査といった選択肢もありますが、いずれも染色体異常を調べることが主な目的です。検査を検討する際は、目的や内容を正しく理解したうえで医師に相談しましょう。
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