「チャイルドシートよりコンパクトなブースターシートに変えようかな」
「でも、どんなブースターシートを選べばいいの?」
そんな風に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ブースターシートはどれも似たような形をしていて、何を基準に選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、ブースターシートの失敗しない選び方や、おすすめのブースターシート9選を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
ブースターシートとは?メリット・デメリット
ブースターシートとは、子どもの首にシートベルトが絡まないように高さを補う製品です。
車の座席の上に置くだけで設置できます。ブースターシートを使うことで、シートベルトが腰でしっかりと着用できるので、安全性を挙げられます。
ブースターシートはコンパクトで持ち運びやすく、かさばらないのが大きなメリットだと言えるでしょう。
特に、自家用車を持たずにカーシェアリングやレンタカーを利用していて、車内にジュニアシートを常設できない場合や、帰省先で子どもを車に乗せたいときなどに便利です。
ただし、背もたれ付きのジュニアシートに比べてズレやすいというデメリットがあります。
取り付ける際にシートベルトがねじれていたり、緩んでいたりすると前後左右にズレやすくなるため注意が必要です。
ブースターシートの失敗しない選び方
ブースターシート選びに失敗しないためのポイントは、主に次の5つです。
- 年齢や体型に合ったものを選ぶ
- 固定方式をチェックする
- Eマーク付きのものを選ぶ
- クッション性や通気性で選ぶ
- メンテナンスが楽なものを選ぶ
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
年齢や体型に合ったものを選ぶ
必ず対象年齢や対象体重などをチェックし、使用する子どもの年齢や体型に合ったブースターシートを選びましょう。
子どもの年齢や体型に合わないブースターシートを使用すると、シートベルトが顔や首に当たったり、急停車したときに体がすり抜けて飛び出してしまったりすることもあり、とても危険です。
固定方式をチェックする
ブースターシートには、シートベルトで固定するシートベルト式と、車に装備されている金具に装着するISOFIX(アイソフィックス)式の、2種類の固定方式があります。
多くのブースターシートが採用しているシートベルト式は、ほぼすべての車種に取り付けできる点が大きなメリットです。
一方、ISOFIX式は装着が簡単でズレにくいのが魅力です。しかし、対応していない車種もあるため、設置する予定の車がISOFIXに対応しているか確認が必要です。
Eマーク付きのものを選ぶ
Eマークとは、国際的な安全基準をクリアしたチャイルドシート(ブースターシート含む)に付けられるマークです。
我が子の安全性を第一に考えるなら、Eマーク付きのブースターシートを選びましょう。
クッション性や通気性で選ぶ
子どもが機嫌良く座っていられるよう、ブースターシートはクッション性や通気性が良いものを選ぶことをおすすめします。
硬くて座り心地が悪かったり、おしりや太ももの裏側が蒸れやすかったりすると、車の走行中にグズりだしてしまうことも珍しくありません。
クッションの厚さや柔らかさ、カバーの素材などに注目して、快適に使えるものを選ぶようにしましょう。
メンテナンスが楽なものを選ぶ
ブースターシートは、メンテナンスが楽なものを選ぶのがベストです。
子どもが使うブースターシートは、食べこぼしや砂ぼこりなどで汚れやすいもの。
カバーが簡単に取り外せて、自宅で手軽に丸洗いできるものだと安心です。
ブースターシートのおすすめ9選
ブースターシートのおすすめ9選を紹介します。
- プレイ(Play)ISOFIX スリーフィックス
- アップリカ(Aprica)マシュマロジュニアエアー サーモ AB
- アップリカ(Aprica)クッションジュニア
- リーマン(LEAMAN)ジュニアEX
- リーマン(LEAMAN)ジュニア コレット
- ネビオ(Nebio)ホールドピット ブースターシート
- グレコ(GRACO)コンパクトジュニア
- ベビーゴー(BABYGO!)洗濯機で洗えるブースターシート
- シンセーインターナショナル リラックマジュニアシート
それぞれの特徴やおすすめポイントを、順番に見ていきましょう。
1.プレイ(Play)ISOFIX スリーフィックス
引用元:Amazon
ブースターシートの中では貴重な、ISOFIXに対応したモデル。
車に装備された固定金具を使って簡単に着脱でき、前後左右にもズレにくいため、シートベルトでの固定に不安がある人には特におすすめです。
また、ISOFIXだけでなく3点式シートベルトでの装着にも対応しているため、今後ISOFIX式が使えない車に乗り換えたとしても、買い替える必要はほとんどありません。
※特殊なシートベルトなど、使用できないケースもあるため、自家用車に適合するかは販売元にお問い合わせください。
価格 | 8,280円(税込) |
対象 | 体重:15kg以上36kg未満 |
サイズ | W460×D410×H205(mm) |
重量 | 2.6kg |
固定方式 | ISOFIX式・シートベルト式(どちらにも対応) |
2.アップリカ(Aprica)マシュマロジュニアエアー サーモ AB
引用元:アップリカ公式ブランドサイト
乗り心地の良いベビーカーやチャイルドシートでおなじみのアップリカから販売されている「マシュマロジュニアエアーサーモAB」。
おしりや太ももにフィットしやすい立体的な座面には、ふわふわのマシュマロクッションが使われているため、座り心地がバツグンです。
また、オールメッシュシートと通気口のおかげで長時間座っていても蒸れにくく、快適なドライブが楽しめます。
価格 | 5,280円(税込) |
対象 | 年齢:3歳頃から11歳頃まで
体重:15kgから36kgまで 身長:約95cmから約145cmまで |
サイズ | W460×D380×H230(mm) |
重量 | 1.5kg |
固定方式 | シートベルト式 |
3.アップリカ(Aprica)クッションジュニア
引用元:Amazon
アップリカのブースターシート「クッションジュニア」は、両サイドに収納式のダブルカップホルダーを搭載。飲み物やおもちゃなどが置けて便利です。
クッションは、おしりを優しく包み込む低反発タイプ。速乾性の3Dメッシュシートを採用しているため、汗っかきの子でも快適に過ごせます。
体格や成長に合わせて、アームレストの高さを2段階で調整できるところも嬉しいポイントです。
価格 | 4,981円(税込) |
対象 | 年齢:3歳頃から11歳頃まで
体重:15kgから36kgまで |
サイズ | W410×D410×H220(mm) |
重量 | 2.1kg |
固定方式 | シートベルト式 |
4.リーマン(LEAMAN)ジュニアEX
引用元:リーマン公式オンラインショップ
チャイルドシート専門メーカーであるリーマンのブースターシート「ジュニアEX」。
通気性の良い立体メッシュ生地と難燃性ウレタン、厚さ3cmの低反発ウレタンの3層で構成されたクッションは、やわらかくて快適な座り心地を実現しています。
ベルトフックが深いつくりになっているため、走行中の揺れなどでシートベルトが外れてしまう心配も少なく、安心です。
価格 | 4,290円(税込) |
対象 | 年齢:3歳頃から10歳頃まで
体重:15kgから36kgまで 身長:約100cmから約138cm |
サイズ | W420×D350×H210(mm) |
重量 | 1.2kg |
固定方式 | シートベルト式 |
5.リーマン(LEAMAN)ジュニア コレット
引用元:Amazon
リーマンの「ジュニアコレット」は、リーズナブルな価格と、おしゃれなカラー展開が魅力のブースターシートです。
座面は通気性の良い3Dメッシュ生地、厚さ5mmのソフトなウレタンクッション、厚さ1cmのしっとりとしたPEクッションの3層構造。
底面は、車のシートを傷つけにくいフラットな形状になっています。
価格 | 2,000円(税込) |
対象 | 年齢:3歳頃から10歳頃まで
体重:15kgから36kgまで 身長:約100cmから約138cm |
サイズ | W420×D350×H210(mm) |
重量 | 1.1kg |
固定方式 | シートベルト式 |
6.ネビオ(Nebio)ホールドピット ブースターシート
引用元:ネビオ公式楽天市場店
ネビオの「ホールドピット」は、ブースターシートには珍しく、ほんの少し背もたれが付いているのが特徴的です。
緩やかにカーブした「ちょこっと背もたれ」が腰まわりを優しくホールドし、安定した座り姿勢をサポートしてくれます。
「大きな背もたれ付きのジュニアシートは圧迫感があって苦手だけど、背もたれがないブースターシートは頼りなさそう」と感じている人にぴったりです。
価格 | 3,980円(税込) |
対象 | 年齢:3歳頃から11歳頃まで
体重:15kgから36kgまで |
サイズ | W470×D400×H200(mm) |
重量 | 1.55kg |
固定方式 | シートベルト式 |
7.グレコ(GRACO)コンパクトジュニア
引用元:Amazon
グレコのブースターシート「コンパクトジュニア」は、リーズナブルな価格ながらいろいろな機能がついた多機能タイプ。
肘掛けの高さは体格や成長に合わせて2段階で調整でき、座面の両サイドには収納式のカップホルダーが搭載されています。
付属の肩ベルト調節クリップを使うと、シートベルトが子どもの首にかからないよう調整できて便利です。
価格 | 2,645円(税込) |
対象 | 年齢:3歳頃から11歳頃まで
体重:15kgから36kgまで |
サイズ | W428×D396×H237(mm) |
重量 | 2kg |
固定方式 | シートベルト式 |
8.ベビーゴー(BABYGO!)洗濯機で洗えるブースターシート
引用元:オレンジベビー楽天市場店
ベビーゴー!のブースターシートは、嬉しい7色展開。車の内装に合わせて、好きなカラーを選べます。
カバーは通気性の良いメッシュ素材で、簡単に取り外して洗濯機で丸洗いできるので、お手入れもラクラク。
重量はわずか780gなので、ブースターシートの持ち運びが多い家庭にも最適です。
価格 | 2,299円(税込) |
対象 | 年齢:3歳頃から11歳頃まで
体重:15kg以上36kg未満 |
サイズ | W350×D350×H110(mm) |
重量 | 780g |
固定方式 | シートベルト式 |
9.シンセーインターナショナル リラックマジュニアシート
引用元:オレンジベビー楽天市場店
座面に大きくリラックマがデザインされたブースターシートは、男女問わず子どもに大人気。
「車に乗りたくない!」とグズってしまう子でも、可愛いリラックマデザインのブースターシートなら大喜びで乗ってくれるケースも珍しくありません。
おしりの部分は通気性の良いメッシュ素材を使用しているため、汗をかいても蒸れにくく快適です。
価格 | 3,035円(税込) |
対象 | 年齢:3歳頃から
体重:15kg以上36kg未満 |
サイズ | W440×D395×H200(mm) |
重量 | 1.36kg |
固定方式 | シートベルト式 |
ブースターシートに関するよくある質問
ここからは、ブースターシートに関する以下のような質問に答えていきます。
- ブースターシートとジュニアシートの違いとは?
- ブースターシートは法律的に問題ない?
- ブースターシートはいつからいつまで使う?
- ブースターシートは助手席で使ってもいい?
それぞれの回答を順番に見ていきましょう。
ブースターシートとジュニアシートの違いとは?
大きなくくりで見ると、ブースターシートもジュニアシートの一種です。
ジュニアシートとは、およそ4歳以上の学童が車に乗る際、正しい位置でシートベルトを着用するために使う補助装置を指します。
一般的には、ジュニアシートの中で「背もたれがないもの」をブースターシートと呼ぶことが多いです。
ブースターシートはいつからいつまで使う?
ブースターシートの使用期間は、一般的に3歳頃から11歳頃まで(身長約100〜140cm、体重約15〜36kg)とされているものが多いです。
ただし、製品によって対象は異なるため、使用する子どもの年齢や体型に合ったブースターシートを選ぶようにしてください。
ブースターシートは法律的に問題ない?
6歳未満の子どもを自動車に乗せるならチャイルドシートが必要じゃないの?と思っている人もいるでしょう。
正確には、道路交通法第71条で「乳幼児用補助装置」の着用が義務づけらえているので、チャイルドシートではなくても、ブースターシートでも法律には問題がないと考えられます。
ただし、背もたれがない分、チャイルドシートに比べると安全性は落ちるので、3歳未満の人はチャイルドシートがおすすめです。
ブースターシートは助手席で使ってもいい?
ブースターシートを助手席で使用することは禁止されていませんが、基本的には後部座席での使用が推奨されています。
なぜかというと、万が一の事故でエアバッグが作動すると、子どもが圧迫されてしまう恐れがあり危険だからです。
そのため、ブースターシートはやむを得ない場合を除き、後部座席で使用しましょう。
まとめ:安全で座り心地の良いブースターシートを選ぼう
「赤ちゃん用のチャイルドシートは卒業したけど、車のシートベルトをそのまま使うにはまだ早い」という3歳から11歳頃までの子どもを乗車させるときに役立つブースターシート。
コンパクトで持ち運びにも便利なので、カーシェアリングを利用している家庭など、チャイルドシートを車に常設できない場合にもおすすめです。
乗車中、子どもに快適に過ごしてもらうためには、ブースターシートのクッション性や通気性に注目して選ぶことが欠かせません。
ぜひ今回の内容を参考に、安全で座り心地の良いブースターシートを選んであげてくださいね。