更新日:2025.12.12
妊娠

ヘルシーな砂糖の代替品として知られているはちみつ。妊娠中の女性のなかには、はちみつを摂取してもよいのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
生後1歳未満の赤ちゃんははちみつを与えない方がよいことから、妊娠中にはちみつを摂取してよいのか気になりますよね。この記事では、妊婦さんがはちみつを摂取してもよいのか、妊娠中にはちみつ食べるときのポイントについて解説します。

妊娠中にはちみつを食べても問題ありません。妊婦さんのなかには、妊娠中にはちみつを摂取しない方がよいのでは…と考えている人もいるでしょう。
生後1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えないようにと、TVのニュースで取り上げられることもあるため、「妊娠中ははちみつを控えた方が良いのでは…」と誤解する妊婦さんもいるのかもしれません。
はちみつにはボツリヌス菌が混入していることがあり、生後1歳未満の赤ちゃんには与えない方がよいことになっています。赤ちゃんの腸内環境は未熟であり、腸内でボツリヌス菌による毒素が発生しやすく、乳児ボツリヌス症の原因になるためです。
ただ妊婦さんがはちみつを食べたとしても、胎盤や血液を介して菌が赤ちゃんに届くことはありません。適度な量であれば、妊娠中もはちみつを食べることができます。

妊娠中にはちみつを食べることはいくつかのメリットがあります。具体的にみていきましょう。
はちみつは昔から、滋養強壮や風邪予防、疲労回復などに食べられていた健康食品です。主な栄養素は糖質であり、小さじ1杯(7g)あたり23kcalのエネルギー量があります。
妊娠中のつわりで十分な食事を食べられない妊婦さんも、はちみつを口にすることで、手軽にカロリーや糖分を補給することができます。
はちみつは栄養価が高く、ビタミンやミネラルが含まれている食品です。また、GI値(血糖の上昇率を数値で示したもの)も砂糖よりも低く、血糖値が急激に上がりにくい特徴があります。はちみつに含まれる主な成分は、インスリンの作用を受けない果糖であるためです。
妊娠中の食生活をよりヘルシーにしたい方は、砂糖の代わりにはちみつを使ってみるのもよいでしょう。

栄養価の高いはちみつは、妊娠中に取り入れたい食品でもあります。ここでは妊婦さんにおすすめのはちみつの摂り方を紹介します。
はちみつのおすすめの食べた方が、ヨーグルトの甘味料として使うことです。発酵食品であるヨーグルトは、腸内環境を整えることで知られています。無糖ヨーグルトにはちみつをかければ、自然な甘みを楽しめます。はちみつにはオリゴ糖が含まれており、善玉菌のエサとなることで、腸内環境に対して相乗効果を期待できます。
はちみつヨーグルトにカットフルーツを加われば、さらに栄養バランスが良くなるでしょう。つわりで食欲がないときはもちろん、妊娠中の朝食やおやつにもおすすめの一品です。
寒い季節の飲み物におすすめなのが、ホットミルクにはちみつを入れた「はちみつミルク」です。牛乳の自然な甘みに、はちみつの風味が引き立ち、冷えた体を温めてくれるでしょう。
牛乳には、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の材料であるトリプトファンが含まれており、飲むことでリラックス効果も得られます。安眠を得たい人は、夜眠る前にははちみつミルクを飲むのもよいでしょう。
手軽にはちみつを摂取したいのであれば、紅茶の甘味料としてはちみつを摂取するのがよいでしょう。紅茶にはちみつがもつフルーティーな甘みが加わり、すっきりと飲むことができます。寒い季節であれば、はちみつ紅茶にショウガの絞り汁を入れるのもおすすめです。
ただ紅茶にはカフェインが含まれています。妊娠中も適量(200~300mgまで)であればカフェインを摂取しても問題ありません。一方で、カフェインは胎盤を通じて赤ちゃんにも届きます。妊婦さんがカフェインを取りすぎると、おなかの赤ちゃんの心拍が早くなったり、眠れなくなったりなどの影響を与えるので、飲みすぎに注意しましょう。
暑い夏の飲み物でおすすめなのが、はちみつレモンです。冷やしたレモン水にはちみつを入れれば、のどの渇きを潤すドリンクになります。レモンの酸っぱさがアクセントになり、爽やかな味を楽しめます。
ヘルシーな食品のイメージがあるはちみつですが、取りすぎは肥満や糖尿病を引き起こす要因になります。はちみつは砂糖の代替品にするなどして、過剰に取りすぎないように注意が必要です。
WHO(世界保健機関)では、一日あたりの砂糖の摂取の目安をティースプーン6杯(25g)としています。はちみつに換算すると、大さじ1.5杯程度となります。はちみつの1日の摂取目安量は、砂糖と比べると容量こそ少なくなります。ただ、はちみつの甘味は砂糖よりも3倍高いため、少量でも十分甘味を感じることができます。

妊婦さんのなかには、はちみつの摂取で疑問がある人もいるでしょう。ここでは、妊娠中のはちみつに関する質問についてお答えします。
妊婦さんのなかには、より体に良いはちみつを探している人もいるかもしれません。近年、注目されているはちみつが「マヌカハニー」です。マヌカハニーは、ニュージーランドの特定の花から作られたはちみつです。
通常のはちみつと異なり、抗菌成分である「メチルグリオキサール(MGO)」が多く含まれており、抗菌作用や抗炎症作用が期待されています。
妊婦さんのなかには、メープルシロップを食べられるか気になっている方もいるかもしれません。メープルシロップは楓の樹液を煮詰めた甘味料で、はちみつとは異なります。ただ、はちみつと同様に適量であれば、妊娠中に食べても問題ありません。
はちみつは、蜜蜂が体内で花の蜜と酵素を混ぜて熟成した天然の甘味料です。はちみつにはボツリヌス菌が混ざっていることから、生後1歳未満の赤ちゃんは食べられないものの、妊娠中の女性は食べても問題ありません。
はちみつは、砂糖よりもカロリーが低く、ビタミンやミネラルが含まれており、妊婦さんの食生活に取り入れるのもおすすめです。砂糖の代替甘味料としてはちみつを取り入れることで、毎日の食事の中ではちみつを手軽に摂取できます。ただし、砂糖と同じ糖分であるため、取りすぎに注意しましょう。
参考:
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