更新日:2025.12.12
妊娠

出産準備を進める中で、陣痛バッグに何を入れればいいのか、入院バッグとどう分けるべきか悩んでいませんか?
陣痛バッグは、陣痛開始から出産までに必要なものをコンパクトにまとめたバッグです。適切に準備することで、緊急時もスムーズに産院へ向かうことができます。
そこで、この記事では、出産を控えた方へ向けて陣痛バッグの中身や準備時期、選び方について解説します。安心して出産を迎えるための参考としてみてください。

陣痛バッグとは、陣痛が始まってから出産するまでの間に必要なものをまとめたバッグのことです。出産準備では、陣痛バッグと入院バッグを分けて用意することが推奨されています。
この2つのバッグには、それぞれ異なる役割があります。
それぞれの違いとメリットを見ていきましょう。
陣痛バッグと入院バッグの違いを、わかりやすく表にまとめました。
| 項目 | 陣痛バッグ | 入院バッグ |
|---|---|---|
| 使用時期 | 陣痛開始から出産まで | 出産後の入院中 |
| 持ち運ぶ人 | 自分ひとりで持っていく | 家族に後から持ってきてもらう |
| 荷物の量 | 最小限・軽量コンパクト | 数日分の荷物でやや多め |
| 中身の例 | 貴重品、飲み物、陣痛時に使うもの | 着替え、洗面用具、赤ちゃんグッズ |
| バッグの大きさ | 小さめ(自分で持てるサイズ) | 大きめ(ボストンバッグなど) |
陣痛バッグは「緊急時に自分で持ち運ぶもの」、入院バッグは「後から家族が運ぶもの」という明確な役割の違いがあります。それぞれの特性を理解して準備することが大切です。
陣痛バッグと入院バッグを分けることには、大きく3つのメリットがあります。
それぞれ説明していきます。
陣痛はいつ始まるか予測できません。深夜に突然陣痛が始まることもあります。
必要最小限の荷物だけをまとめた陣痛バッグがあれば、慌てずに産院へ向かえます。すべての荷物を1つにまとめてしまうと、緊急時に重くて持ち運べなかったり、何が入っているか分からず混乱したりする可能性があります。
バッグを分けておくことで、いざというときの行動がスムーズになります。
陣痛中は痛みで動きづらく、重い荷物を持つのは困難です。
軽量コンパクトな陣痛バッグなら、片手で持てるサイズなので、タクシーや車への乗り降りもスムーズに行えます。陣痛の合間に歩いて移動する場合も、軽いバッグであれば身体への負担が少なくなります。
出産という大仕事を控えた身体に、無理な負担をかけない工夫が重要です。
入院バッグを別にしておけば、「入院バッグを持ってきて」と家族に伝えるだけで済みます。
バッグを分けることで、誰が見ても何を持っていけばよいかが一目瞭然です。パートナーが仕事中で立ち会えない場合や、両親に頼む場合でも、迷わず正しい荷物を届けてもらえます。
出産当日の混乱を防ぎ、安心して出産に臨むことができます。

陣痛バッグに入れるべき必需品をリストアップしました。産院によって必要なものが異なる場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
ここでは、陣痛から出産までに必要な最小限の7つのアイテムを紹介します。
それぞれ詳しく見ていきます。
母子手帳・診察券・保険証は、陣痛バッグに入れる最も重要な必需品です。
産院での受付や入院手続きに必要になります。母子手帳には妊娠経過や検査結果が記載されているため、医師や助産師が出産時の状況を判断する重要な資料となります。これらの書類は、ひとまとめにしてクリアファイルやポーチに入れておくと、取り出しやすく紛失も防げます。
印鑑と現金は、産院での各種手続きや支払いに必要です。
入院時の書類に捺印が必要な場合があるため、シャチハタではなく認印を用意しておきましょう。現金は入院費用の前払いや、産院内の自動販売機での買い物に使用します。
クレジットカードが使えない産院もあるため、3万円程度の現金を用意しておくことをおすすめします。
スマホと充電器は、家族との連絡や陣痛の記録に欠かせません。
陣痛が始まったことを家族に知らせたり、陣痛の間隔を測るアプリを使ったりするのに必要です。充電器は必ず一緒に持っていきましょう。陣痛から出産までは長時間かかることが多く、バッテリー切れになる可能性があります。
飲み物と軽食は、陣痛中のエネルギー補給に重要な役割を果たします。
水分補給用のペットボトル飲料やスポーツドリンクを2〜3本用意しましょう。軽食には、ゼリー飲料やバナナなど、陣痛の合間に素早く食べられるものが適しています。
産院によっては飲食の制限がある場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
タオルとティッシュは、陣痛中の汗拭きや清潔を保つために必要です。
陣痛中は汗をかきやすいため、フェイスタオルを2〜3枚用意しておきましょう。ティッシュは鼻をかんだり、ちょっとした汚れを拭いたりするのに便利です。
ウェットティッシュもあると、手を拭いたり、リフレッシュしたりできます。
産褥ショーツと産褥パッドは、出産直後から必要になる衛生用品です。
産褥ショーツは股の部分が開閉できる特殊な下着で、出産後の悪露処理や診察をスムーズに行えます。産褥パッドは出産後の出血を吸収するための大きめのナプキンです。
産院で支給される場合もありますが、念のため自分でも数枚持っておきましょう。
前開きパジャマは、出産直後の診察や授乳に便利なアイテムです。
出産後は医師や助産師による診察が頻繁にあります。前開きタイプのパジャマなら、上半身を脱がずに診察を受けられるため便利です。授乳の際も前を開くだけで赤ちゃんに授乳できます。
汗をかいたときの着替え用に、もう1枚用意しておくとより安心です。

陣痛バッグには必需品以外にも、あると便利なアイテムがあります。陣痛を少しでも楽に乗り切るために、先輩ママたちが「持っていってよかった」と感じたものを紹介します。
これらは必須ではありませんが、陣痛中の快適さを高めてくれるアイテムです。
それぞれ見ていきます。
ペットボトル用ストローは、陣痛中の水分補給を格段に楽にしてくれます。
陣痛中は痛みで起き上がるのが困難な体勢になることが多く、ペットボトルを持ち上げて飲むのは大変です。ストローがあれば、横になったままでも簡単に水分補給ができます。
100円ショップでも購入できる手軽なアイテムですが、多くの先輩ママが「持っていってよかった」と感じています。
リップクリームは、陣痛中の唇の乾燥を防ぐのに役立ちます。
陣痛中は呼吸が荒くなったり、口呼吸が多くなったりするため、唇が乾燥しやすくなります。乾燥した唇は不快感を増すだけでなく、ひび割れの原因にもなります。普段使い慣れているリップクリームを持っていくと、リラックス効果も期待できます。
香り付きのものは避け、無香料タイプを選ぶと良いでしょう。
テニスボールとうちわは、陣痛の痛みを和らげるサポートアイテムです。
テニスボールは腰やお尻を押してもらう際に使います。陣痛中は腰痛が強くなることが多く、テニスボールで圧迫すると痛みが和らぐ場合があります。うちわは陣痛で汗をかいたときに涼むために便利です。
パートナーや付き添いの人に仰いでもらうと、気分転換にもなります。
音楽プレイヤーとイヤホンは、陣痛中のリラックスに効果的です。
好きな音楽を聴くことで、痛みから意識をそらしたり、気持ちを落ち着かせたりできます。お気に入りのプレイリストを事前に準備しておくと良いでしょう。ただし、医師や助産師の指示が聞こえるよう、音量は控えめにしておくことが大切です。
産院によっては使用を制限している場合もあるため、事前に確認しましょう。
アイマスクと耳栓は、陣痛の合間に休息を取るために役立ちます。
陣痛は波のように来るため、痛みの合間に少しでも休むことが体力温存につながります。アイマスクがあれば、明るい分娩室でも目を休められます。耳栓は周囲の音が気になる場合に便利です。
ただし、医師や助産師の声が聞こえなくなると危険なため、使用する際は注意が必要です。

陣痛バッグを選ぶ際は、大きさと機能性のバランスが重要です。必要なものをすべて入れられて、なおかつ自分ひとりで持ち運べるサイズを選ぶ必要があります。
陣痛バッグ選びで押さえておきたいポイントは下記の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
陣痛バッグ選びで最も大切なのは「自分ひとりで持ち運べる大きさ」です。
陣痛中は痛みで動きづらく、重い荷物を持つのは困難です。片手で持てる程度の重さに抑えましょう。トートバッグやショルダーバッグ、小さめのボストンバッグが適しています。
実際に荷物を入れて、持ち運びやすさを確認しておくことをおすすめします。
陣痛バッグの容量は10〜20リットル程度が最適です。
これは一般的なトートバッグやミニボストンバッグのサイズに相当します。必需品やあると便利なアイテムを入れても、このサイズなら重くなりすぎません。
大きすぎるバッグは荷物が増えてしまう原因にもなるため、必要最小限の大きさを選ぶことが重要です。
バッグの種類としては、リュックサックもおすすめです。
両手が空くため、陣痛の合間に歩く際や、タクシーの乗り降りがスムーズになります。ただし、背負ったり下ろしたりする動作が辛い場合もあるため、トートバッグとリュックの両方を試してみると良いでしょう。
バッグの素材は、汚れても拭き取りやすいナイロンやポリエステル製を選ぶと安心です。
陣痛バッグの準備は、妊娠7〜8ヶ月頃から始めるのがおすすめです。この時期はお腹もそれほど大きくなく、体調も比較的安定しているため、準備に集中できます。
遅くとも妊娠9ヶ月(妊娠32週)までには完成させておきましょう。妊娠37週以降はいつ陣痛が始まってもおかしくない正期産の時期に入ります。万が一の早産にも対応できるよう、余裕を持った準備が大切です。
準備が完了したら、玄関近くなどわかりやすい場所に置いておきましょう。家族にもバッグの場所を伝えておくと、いざというときに慌てずに済みます。里帰り出産の場合は、実家に到着後すぐに同じように準備してください。
陣痛バッグは機能性と使いやすさを重視して選ぶことが大切です。ここでは、おすすめのバッグと、中身を効率的に整理する方法を紹介します。
陣痛バッグ選びと整理のポイントは下記の3つです。
それぞれ詳しく見ていきます。
陣痛バッグは、自分に合ったタイプをひとつ選んで準備しましょう。
おすすめの陣痛バッグは下記の3種類です。
どのタイプを選ぶ場合も、素材はナイロンやポリエステルなど、軽量で汚れに強いものがおすすめです。自分の生活スタイルや移動手段に合わせて選びましょう。
軽量で仕切りが多いポーチやケースを選ぶと、小物を整理しやすくなります。
透明またはメッシュタイプのものは中身が一目でわかり、取り出しやすいのがメリットです。ジッパー付きの袋やトラベルポーチは、サイズ展開が豊富で用途に合わせて選べます。
無印良品や100円ショップで手頃な価格で揃えられます。
陣痛バッグの中身は、カテゴリーごとに分けて収納すると便利です。
「書類関係」「貴重品」「衛生用品」「リラックスグッズ」など、用途別にジッパー付きの袋やポーチに入れましょう。使用頻度の高いものを上に、重いものを下に配置すると持ち運びやすくなります。スマホや充電器、飲み物など、すぐ取り出したいものは外側のポケットに入れておくと便利です。バッグの中身リストをメモして貼っておくと、家族が確認する際にも役立ちます。
陣痛バッグは、陣痛開始から出産までに必要なものをコンパクトにまとめたバッグです。入院バッグと分けることで、緊急時の持ち出しがスムーズになり、移動時の負担も軽減されます。
準備は妊娠7〜8ヶ月頃から始め、遅くとも妊娠9ヶ月までには完成させておきましょう。母子手帳や保険証などの必需品に加えて、ペットボトル用ストローやリップクリームなど、自分が必要と感じるアイテムを入れておくと安心です。
バッグは自分ひとりで持ち運べる大きさを選び、カテゴリーごとに整理して収納することが大切です。準備が完了したら玄関近くに置き、家族にも場所を共有しておきましょう。
早めの準備が、出産当日の安心につながります。この記事を参考に、自分に合った陣痛バッグを準備してください。
ABOUT ME